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骨粗しょう症のお薬と抜歯について

2020年12月19日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

 

年齢が上がると少しずつ体も衰え、それに伴いお薬を飲むこともあります。

その中で女性に多いのが骨粗しょう症のお薬です。

実は、飲む前にお口の中で治療が必要な部位をしっかり治療しておくことが大切です。

 

 

 

 

〜骨粗しょう症の薬とは〜

骨粗しょう症の薬の目的として、骨の吸収を抑えることにあります。

具体的な目的として、代表的なものが2つあります。

「年齢に伴う骨密度低下を予防し、骨折のリスクを回避」

「乳ガンなど、がんの骨転移の防止」

です。

目的は色々ありますが、どちらにしろ服用することによって体を守ることになります。

 

 

さらに、種類もいくつかあります。

「骨の吸収を抑えるもの」「骨再生を促すもの」「骨質を上げるもの」などなど、状態によって薬が使い分けられます。

 

 

その中でも、歯科に関係するものがBP製剤(ビスホスホネート)と呼ばれる種類のものになります。

 

 

 

 

〜BP製剤と歯科治療〜

私たちの体は常に細胞によって古い骨が吸収され、新しい骨が作られています。

BP製剤は、古い骨を吸収する細胞の働きを低下させ、骨が吸収されるのを抑制します。

 

 

このBP製剤は骨に作用するため、もちろん骨に集約します。骨は骨でも、緻密骨と言う固い骨に集まります。顎の骨はほとんど緻密骨なので、BP製剤は顎の骨に密に集まります。

BP製剤が高濃度で集まると、当然ですが新しい骨が出来にくくなり、かつ新しい血管ができることも抑制されてしまいます。その結果、傷が出来てもすぐ治ならくなります。

 

 

歯科治療において、抜歯などを行うと骨が露出します。通常であれば歯肉が治り、骨も回復しますが、BP製剤を服用していると回復が遅くなるため、細菌が骨へと感染していきます。

その結果、顎骨壊死といい、骨が汚染され、腐っていく現象が起こります。

 

 

 

骨に感染し、顎骨壊死となると、完治は難しいとされます。

その時は洗浄、内服など様々な方法で対応していきます。

 

 

 

 

 

〜BP製剤を飲んでいる時の歯科治療は〜

通常の治療は問題ありませんが、外科的な治療、具体的には抜歯などでは注意が必要です。

 

 

服用期間が3年未満ならば、治療前に抗生剤を服用して行います。

3年以上であれば、3か月の休薬が望ましいとされています。

 

 

ただし、休薬できるかどうかがありますので、医科歯科での連携が必要になります。

休薬できない場合は違う治療方法を考えることになります。

 

 

 

 

〜最後に〜

必ず顎骨壊死になるわけではありません。

服用の種類、期間にもよりますが、発症の率は数%と言われています。

どちらにしろ服用開始する場合は口の中が大丈夫かをよく確認することが大切です。

 

 

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

歯が欠けた!原因、どうすればいいか

2020年12月18日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

歯が欠ける原因はいくつかあります。言い換えれば、原因無くして欠けることはありません。

欠ける理由が必ずあります。

 

 

 

 

〜原因① 虫歯〜

虫歯によって歯が溶けていきます。虫歯は侵入口は小さく、中で拡がる性質があります。

そのため、何もなかったような歯も、実は内側は歯が溶けており、いつか屋根が落ちるような形で歯が突然崩壊します。

 

 

なので、崩壊した時は、かなり進行しています。理想を言うと、崩壊する前に定期的な検診で虫歯を早期発見できることが望ましいです。

 

 

 

 

〜原因② くいしばり 歯ぎしり TCH〜

歯ぎしり・くいしばりは寝ているときに無意識に生じるものです。人間誰しも生じている現象とも言われていますが、その激しさが人により違います。

 

その激しさ、力の強さは体重の2−3倍、場合によっては10-15倍以上とも言われています。

場合によっては1トンをこえることになります。それだけ激しい負担が歯に加わると歯が欠けてしまいます。神経をとってある歯の場合、単純に歯の耐久性がなく脆い状態なので、歯が破れる方も少なくありません。

 

 

 

TCHとは「歯列接触癖」といいます。Tooth  Contacting  Habit の略です。

普段、上下の歯が軽く当たっている状態を指します。

これがあると弱い力ではありますが、長時間続くと歯が蓄積疲労を起こします。

また夜間の歯ぎしりの激しさを助長するといも言われているため、要注意です。

 

 

 

日常の食いしばりは意識して避けることができますが、寝ている時はどうしようもありません。その時はマウスピースを作成し、装着します。歯ぎしりから歯を守ることが大切です。

 

 

 

 

〜原因③ 外傷〜

事故や転倒、運動、部活動など、強い衝撃が加わると歯にヒビが入ります。もちろんそのときに欠けることが多いですが、その時のヒビが、後の食事でかけることがあります。

 

事故の場合は歯が抜け落ちることがあります。後述しますが、もし抜け落ちた場合は専用の保存液か、生理食塩水につけてください。そうは言っても、外傷したときにすぐにそれらが手元にあるわけではないため、口の中に含んで保管するか、牛乳につけておくことで代用できます。

 

 

 

どちらにしろ、外傷の場合は見た目大丈夫でも意外なところがかけていることもありますので、早めに歯科医院に受診することが大切です。

 

 

 

 

 

〜対応① 小さくかけた場合〜

一般的にはプラスチックを埋めることが多いです。

最近のものは強度もある程度あるため、これで代用がきくことが多いです。

 

 

ただし、前歯がかけた時は保険治療で行うと色が不自然になります。

見た目に影響するところであれば保険外治療を考えることも大切です。

 

保険外治療ではセラミックスや、最近ではダイレクトボンディングという、歯を最小限しか削らない審美治療もあります。

セラミックスは分厚さが必要なので、ある程度歯を削る必要がありますが、ダイレクトボンディングでは歯を最小限しか削らないので、歯の温存につながります。だたし、強度はやはりセラミックスが強いので、その長所短所をよく歯科医院で相談することが大切です。

 

 

 

 

 

〜対応② 大きくかけた場合〜

この時は型取りをし、被せ物になることが多いです。

また大きくかけた場合、歯の神経までかけているかどうかによっても治療の内容が変わります。神経に達していると根の治療(神経処置、根管治療)が必要になります。

 

神経を取ると歯が弱くなるため避けたいところですが、そこまでかけているとせざるを得ないです。

 

 

 

 

 

〜対応③ われた場合〜

この時は歯を抜くことになります。割れ方によっては試行錯誤な方法で残すことができるかもしれませんが、基本的には残すことができません。

抜いた場合、放置しておくとかみ合わせや他の歯が倒れてくるなど支障が出るため、傷口が治ればしっかりと治療をして歯を入れることが望ましです。

 

入れ歯、ブリッジ、インプラントの3択になります。

 

 

様々な治療方法があり、治療の技術、設備によっても対応できる処置が変わります。特にインプラントの場合がそれに当たります。

しっかり歯科医院で相談することが大切です。

 

 

 

 

 

〜対応④ 抜け落ちた場合〜

事故など大きい衝撃が加わると抜け落ちることがあります。

先述しましたが、保存液か生理食塩水につけて保管してください。ない場合は口の中に含んで保管、あるいは牛乳につけて保管してください。

外傷したときに、コンビニか薬局にいき購入することが大切です。

 

 

抜けた歯を15分以内にそれら保存液などにつけることが大切です。

それ以上たつと、抜けた歯が元に戻らない可能性があります。

 

 

 

 

 

〜最後に〜

歯がかける時は様々な理由があります。そして、かける範囲の大きさ、状態で治療内容が変わります。

 

どちらにしろ、かけた時は早期にかかりつけの歯科医院を受診することが大切です。

 

 

 

 

 

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口臭の原因と対策について 

2020年12月17日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

口臭は、なかなか自分では気付けるものではありません。第三者が感じることで、それを教えてくれるのは身内が親身な友人知り合いになります。そのため、指摘される前に、口が臭う前に自分でエチケットとして対策する必要があります。

 

【目次】

①口臭には種類がある
②生理的口臭とは
③病的口臭とは
 口臭の原因 1歯周病
 口臭の原因 2虫歯
 口臭の原因 3舌の汚れ
④口臭を治す、予防する
⑤まとめ

 

 

 

 

①口臭には種類がある

口臭には2種類あります。生理的な口臭、病的口臭です。前者の生理的なものは誰もが臭うところなので仕方ないところがありますが、問題なのは後者の病的なものです。これらを順番に説明していきたいと思います。

 

 

 

 

②生理的口臭とは

わかりやすいところでは、朝起きたときの口臭です。普段生活している時は飲み水や会話時に発生する唾液により口の中がある程度洗い流されるという自浄作用が働きます。そのため口臭が発生しません。ですが、寝ている時は口の中は唾液や水分が出ないため、この自浄作用がなくなります。その結果、朝まで口の中が洗い流されないため細菌が繁殖し、それが臭いとなります。そのため、朝起きた時は口が臭いことになります。

 

 

 

その中でも、寝ているときに口を開けている場合は問題です。口が空いていると余計に乾燥するため、口の中の水分がなくなりより一層自浄作用が失われます。その結果、細菌の繁殖が強くなるため、口臭がより強くなりやすいです。さらに唾液などが出ないため歯肉の炎症が進みやすく、歯周病や虫歯が進みやすくなります。

 

 

それ以外にも喉が乾燥することで風邪やインフルエンザにもかかりやすくなります。本来ならば喉は潤いがあるためウイルスが入ってもある程度免疫力が働きますが、その潤いによる防御が乾燥によりなくなるため、免疫力が下がります。口を開けていることは、体の免疫力そのものを低下させてしまいます。口臭防止のためにも、健康のためにも鼻呼吸が大切です。鼻は天然の空気清浄機、加湿器とも言われます。入ってくるウイルス、細菌に鼻がフィルターをかけてくれるからです。

 

 

 

朝起きて口が乾燥している、喉が乾燥している、口臭が気になる場合は、寝ているときに口が開いている可能性が高いです。最近では「口を閉じるテープ」が発売されていますので、健康や口臭防止のためにも検討してみてもいいかと思います。

 

 

 

 

 

③病的な口臭

胃潰瘍など消化器の疾患で臭うこともありますが、多くは口の中の疾患、歯周病や虫歯が口臭の原因です。もちろん、舌の表面の汚れなども臭う原因となります。つまり、口臭の原因は歯医者さんで改善できるものが多いと言うことです。

 

 

 

歯周病は、歯と歯茎の間の溝が大きくなります。そのため、目に見えないところで細菌により腐敗していくため、臭いの原因となります。歯周病治療を行うことで口臭が改善されることが多いです。

 

 

もちろん、虫歯でも臭います。穴が空いているためそこに汚れが詰まることで臭う原因となります。また、舌苔(ぜったい)といい、舌の表面の汚れも臭いの原因になります。

 

 

 

 

 

口臭の原因 ①歯周病

歯の周りは歯肉で覆われており、そこには溝があります。歯周ポケットとも言います。歯周病が進行すると、その歯周ポケットが深くなっていきます。すると、その深い溝の中に歯の汚れ(歯垢、プラーク)や歯石が溜まります。歯の表面の汚れとは違い、この中の汚れは歯磨きで取ることができません。これらが原因で歯周病菌が口臭の原因となるガス(揮発性硫黄化合物)を作り出します。これが口臭のもとになります。

 

 

歯垢や歯石が溜まることで口臭はもちろん、歯周病も進行します。さらに歯周病が進行して悪化すると歯槽膿漏となり、膿が出てきます。ここまでくると歯自体も問題ですが、口臭も大変強いものとなります。

 

 

 

 

 

 

口臭の原因 ②虫歯

虫歯が進行し、放置していると虫歯菌が歯の根っこまで到達します。根の先に虫歯菌が進んでいき、そこで膿んでしまうことがあります。これにより歯周病と同じような膿の臭いを発することになります。また、保険診療による古い金属の詰め物や被せ物は汚れがこびりつきやすく、虫歯が再発するリスクが高いため、それらが口臭の原因となることもあります。

 

 

 

 

口臭の原因 ③舌の汚れ(舌苔;ぜったい)

これは生理的な口臭となります。皆さんも鏡で自分の舌を出して表面を見てください。白い汚れ、ありませんか?かなり汚れている場合は緑色も入ってきます。舌苔とは、舌の表面についた白い汚れです。様々な細菌や食べ物の残りかす、古い細胞などが舌に付着したものです。

 

 

皆さん誰にもありますが、これが多いと口臭の原因となります。舌の汚れは簡単なところでは唾液の量が少ないことがあります。もちろん、しっかり食べ物を飲み込んでいない事による、舌への残留もあります。歯ブラシで歯を磨くと同様に、舌の表面が汚れていれば、歯ブラシで擦り取ることが大切です。「舌ブラシ」というものも販売しております。

 

 

 

歯が少ない人はしっかり噛めないため唾液が出ません。必然的に歯周病、虫歯、舌の汚れは悪化していきます。より一層の清掃、歯医者でのプロのケアが大切です。

 

 

 

 

 

④ 口臭を治す、予防する

口臭の原因は歯周病や虫歯など、口の汚れです。そのため、食後の歯磨きは何より大切です。特に気になる方は夜の寝る前の歯磨きも行いましょう。歯だけでなく、舌の汚れを取ることも大切です。

 

 

何度も言いますが、夜は口の中を洗い流してくれる唾液が減りますので、歯周病菌、虫歯菌が増えます。また、口が開いている方ですと、寝ている間に口の中が乾し、環境が悪化し、臭い、歯周病や虫歯が悪化します。寝る前にはしっかりと口の中を綺麗にしておいて、少しでも細菌が繁殖しにくい環境にすることが大切です。そうは言っても、最低限は細菌が増えているため、口臭が気になる場合があります。ある程度は仕方がないですが、可及的に清掃するほかありません。

 

 

 

 

 

⑤まとめ

口臭対策として日常生活でできることは日頃の歯ブラシです。歯周病や虫歯に関しては自分では治せませんので、どちらにしろ歯科医院に相談しにいくことが大切です。

 

 

 

 

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噛むことが大切です 健康な食事をしましょう

2020年12月15日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

「よく噛んで食べましょう」と言われたこと、言ったことありませんか?

理由の1つに「消化に悪い」などがあり、すぐ思いつくところだと思います。

ですが、それ以外にも大切なことがあります。

 

 

 

〜①消化に良い〜

先ほども述べましたが、噛むこと食物が粉砕されるため、胃に入っても消化しやすくなり、体への負担が軽減されます。

 

 

 

〜②虫歯や歯周病予防になる〜

よく噛むことで、だ液がたくさん出ます。

だ液には口の中をきれいにすると言う自浄作用があります。これにより歯の周囲にこびりつく汚れを事前に洗い流してくれるため、虫歯や歯周病予防につながります。

 

さらに、唾液そのものに虫歯菌や歯周病菌に対する酵素を持っているため、より一層予防効果を生み出します。

 

 

 

〜③肥満予防〜

よく噛むことで脳に対して満腹になっているという信号が送られるため、食べ過ぎないで済みます。つまり、食欲抑制の働きが生まれます。これにより食べ過ぎがなくなるため、ダイエット効果となり、生活習慣病の予防が期待できます。

 

 

 

 

〜④脳の機能を高める〜

よく噛むことにより顎も動き、脳がより一層刺激されます。

血行がよくなるため、栄養と酸素が十分に供給され、脳の機能が活発になる効果が期待できます。

 

 

日ごろからしっかり噛んで食べている人は、脳が活発にはたらくため、注意力や集中力、バランス能力が高く保たれると言います。

 

高齢者の場合、逆説的ですが、歯がない人はよく噛めないため、認知症のリスクが高いとも言われます。さらにかみ合わせは筋肉のバランスから間接的に全身に影響してくるため、転倒、骨折など起こしやすい悪影響が出ると言われています。

 

 

よく噛むことは非常に大切です。

 

 

 

 

〜噛めることは健康寿命を延ばす〜

よく噛むことは健康を保つことになります。

歯を失うと入れ歯になりますが、入れ歯では噛む力が1/3程になると言われます。

食べられるものが、食べられなくなります。

弾力のある肉は食べられず、繊維物も噛みちぎりにくいです。

栄養が取れなくなるため、体も衰弱し、病気になりやすくなります。

つまり、負の連鎖が続きます。

 

 

歯は失ってから大切さに気づく方が多いので、できればそうなる前に手を止めたいですね。

 

 

 

 

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初期虫歯なら治ることも? 〜フッ素の力〜

2020年12月13日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

 

「初期虫歯」と聞いたことがありませんか?

歯磨きやフッ素の力で治ることがあります。

 

 

〜初期虫歯とは?〜

簡単に言うと、歯が白くなっており、表面が荒れている状態です。

穴が開く前の状態とも言えます。

 

歯の表面が白くなっていることありませんか?

 

 

完全に穴が空いてしまうと自然に治らないため、この状態になったら予防に徹することが大切です。

 

 

 

 

 

〜フッ素で予防しよう〜

「フッ素で虫歯予防」とよく聞きますが、実際どのように効くのかご存知でしょうか??

大きく3つの効果があります。

 

 

①虫歯菌が出す酸を抑制する
 虫歯菌は、歯の汚れ(歯垢、プラーク)を元に繁殖し、歯を溶かす酸を作り出します。フッ素は、その菌の働きを弱めるので、結果、酸の量を抑えることができます。

 

 

②歯がとけたところを復活させる(再石灰化)
 虫歯菌の酸によって歯が溶けます。
 厳密には、歯を作っている成分のカルシウムやリンが溶け出ていきます。
 フッ素には、その溶け出たものに作用し、再石灰化を促進させます。

 

③歯を強化する
 歯の表面にフッ素が作用し、酸に溶けにくい状態になっていきます。

 

 

 特に子供の歯や生えたての歯は軟らかいので、虫歯になりやすいです。
そのためフッ素が入っている歯磨き粉を使い、歯科医院でもフッ素を塗ってもらうことで虫歯予防に徹しましょう。

 

 

 

 

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歯間ブラシ、デンタルフロスの選び方

2020年12月12日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

 

 

虫歯や歯周病を予防するためには、しっかり磨くことが大切です。

その中で、歯と歯の間は虫歯の好発部位です。

細かいところは歯ブラシだけでは十分な清掃ができません。

そこで、必要になるのが歯間ブラシなどの補助ブラシです。

 

 

スーパーなどに行けば様々な種類があります。どれがいいのか、そのポイントをお話します。

 

 

 

 

〜どのような種類があるか〜

大きく2種類です。

糸楊枝のような「デンタルフロス」、歯と歯の間のブラシ「歯間ブラシ」です。

どちらも目的は同じで、歯ブラシでは磨きにくい歯と歯の間の汚れを取るためにあります。

 

 

〜デンタルフロス〜

歯と歯の間の隙間が狭いところに使います。

見た目の判断で言うと、歯と歯の間に空洞が見えているかどうかです。

歯と歯の間は歯茎で埋まっていますが、歯周病が進んでいくと歯茎が下がり、歯と歯の間に空洞ができます。

 

空洞がない場合はデンタルフロスを用いましょう。

 

 

デンタルフロスを歯と歯の間に通します。

タオルで背中をゴシゴシするように、歯と歯の間の汚れを磨きとります。

 

 

 

 

 

〜歯間ブラシ〜

先述しましたが、歯と歯の間の隙間が広い場合に使用します。

空洞が見えている場合です。

 

 

歯間ブラシは、ワイヤーにナイロン毛をつけたものやゴム製の小さなブラシで、歯と歯の間のプラークを効率よく取り除くことができます。

 

 

 

〜デンタルフロスの種類〜

大きく2種類あります。

取手にフロスが取り付けられている「ホルダータイプ」

必要な長さに切り、指に巻きつけて使用する「ロール(糸巻き)タイプ」です。

 

 

 

●ホルダータイプ(Y字型)

挿入しにくい奥歯に使います。奥歯用です。

 

 

●ホルダータイプ(F字型)

前歯に使います。

 

 

●ロールタイプ

1回に使用する長さ(20〜40㎝くらい)切り取り、使います。

前歯、奥歯共に使えます。

奥歯に関しては指を奥に入れるので、慣れるのに時間がかかるかもしれません。

〜歯間ブラシの種類〜

●L字型

全体的に使えますが、奥歯に挿入しやすいです。

 

 

●I字型

前歯がメインになります。

奥歯は曲げたら使えます。

 

 

 

 

 

〈歯間ブラシのサイズについて〉

歯間ブラシのブラシ部分は、様々なサイズ(太さ)があります。

効率よく歯と歯の間の清掃を行うためには、歯と歯の隙間の広さやお口の状態に合った歯間ブラシのサイズを選ぶことが大切です。

 

 

 

 

 

歯科医院でどのサイズがいいか相談するのが一番ですが、自分で考える場合はどうしても試していくことになります。

 

見た目、歯と歯の間の空洞が小さい場合は小さいサイズを、明らかに空洞が大きい場合は大きいサイズを選びましょう。

 

メーカーによってサイズの振り幅もありますので、まずは試してみるところからにならざるを得ません。

 

 

もちろん、歯によって状態、空洞の大きさが違うため、デンタルフロスが望ましい場所もあれば、歯間ブラシが望ましい場所もあります。1種類だけに特化せずに、デンタルフロスと歯間ブラシを複数併用することもあり得ます。

 

 

 

 

〜最後に〜

様々な種類があります。

お口の状態に合っていないものを使い続けると、歯や歯肉を傷つけてしまうこともあります。

そのため、どのサイズがいいかはできれば歯科医院に相談することが望ましいでしょう。

 

 

 

 

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痛くない麻酔注射を行うために 〜麻酔の針について〜

2020年12月11日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

歯医者が嫌いな理由に「痛い」があると思います。その中には「麻酔が嫌だ」「麻酔注射が嫌だ」という声も多くあります。

もちろん、歯科治療は麻酔なしでは虫歯が取れないことが多くあります。

 

そこで、今回は麻酔をなるべく痛みなく行うための工夫、技術のうち、麻酔の針についてご紹介します。

 

 

 

 

〜麻酔注射が痛くない理由 針が細い〜

治療時の痛みがないように行うのが麻酔注射です。その麻酔注射の痛みというのはどうしても避けては通れません。

歯科医院では、その痛みを無くすために様々な工夫をしております。

その中の1つが麻酔注射の針の太さです。

 

注射の針が太いと、その分痛みを伴います。

想像していただいてもわかると思います。

 

 

 

 

通常、点滴などに使用される針で26〜27ゲージ(0.4〜0.45mm)の針が使われています。

歯科医院で使われている針は30ゲージ(0.3mm)くらいです。

 

 

当院では、さらに細い33ゲージ(約0.26mm)の細い針を使用していました。これは糖尿病患者さんがインスリンを注射する際に少しでも痛くないように開発されたものと言われています。

 

ですが、さらに細い35ゲージ(0.23mm)との針が登場し、当院でも使用開始しました。

33ゲージの針に比べ約0.03mmというわずかな差ですが、「痛みを避ける」という点において、この差は大きいと考えます。

 

 

 

さらに、メーカーの統計によると、刺通抵抗値というものが、33ゲージに比べると15%以上低下しています。

つまり、注射の痛みがその分だけ軽減されるとも言えます。

 

 

 

 

〜最後に〜

歯医者が苦手な理由の一つが治療の痛みです。

当院では、この痛みに対して可能な限りの配慮し、多くの患者様にお喜び頂いています。

「全然痛くなかった」「え、もう麻酔していたの?」と驚かれることもあります。

 

 

今までの歯科治療の中で「麻酔をしても痛かった」という経験の方もいらっしゃると思います。

しかし、多くの場合において麻酔をしっかり効かせるための位置・時間・方法を間違えなければ、痛みを感じることはないことが多いです。

 

 

 

 

痛みが大丈夫であっても、「麻酔が嫌い・苦手」という声はよくあります。痛み以外にも、麻酔液が流れ込む感覚、麻痺している状態など、確かに気持ちの良いものではありません。

これらを極力軽減するために、その努力の1つとして、この麻酔時の痛みを小さくする取り組みを大切にしています。

今回導入した35ゲージの細い麻酔針もその一つです。

 

 

0.03㎜という小さな変化ですが、この小さな変化が患者様に取って大きな変化になることを祈っております。

 

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

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根の治療で痛み、違和感が残るのは?

2020年12月10日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

根管治療、ご存知でしょうか?

根っこの治療とも言われています。

 

 

 

例えば、虫歯は進行すると、歯の神経に到達します。

歯の神経が侵されると、痛みや歯の根っこが汚染され、炎症を起こしていきます。この汚染された歯髄を取り除いていくのが「根の治療」「根管治療」です。

 

 

 

歯の根は非常に複雑な形をしており、少しでも取り残しがあると再発する可能性が高いです。

ましてや盲目的な治療になるため、汚染物質の取り残しがあるかの確認ができません。

 

 

それが原因で、痛みや腫れなどを引き起こすこともあります。

今回は、そんな根の治療での痛み、違和感についてのお話です。

 

 

 

 

〜治療中の痛み、違和感〜

根管治療では、痛みが出ることがあります。

その時は、麻酔を行った上で治療していきます。

 

 

根の中に炎症している神経、汚れを残したままだと、痛みが取れないことが多く、また再感染を起こし、再度根管治療を行わないといけなくなります。

そのため麻酔をし、痛みを無くし、痛みの原因の汚れ、炎症している神経を取り除く根管治療を行います。

 

 

一方で、根の先、つまり根の外側にまで炎症が波及していると、治療を原因の汚れを除去できてもすぐには治りません。炎症=傷のようなものなので、治癒に時間を要します。

 

 

 

 

〜治療後の痛み、違和感〜

①最終的なお薬をつめた後

根の中を消毒した後、薬を詰めます。これは緊密に詰めていき、圧をかけながら行うため、薬を詰めた後に痛みが出ることがあります。数日痛みが出て、その後落ち着くと言われています。

我慢できる範囲の多少の痛みなら良いですが、あまりに痛い場合は歯科医院に相談した方が懸命です。

 

 

②治療後の継続的な痛みや違和感

治療後にしばらく痛む場合、歯を支える組織が炎症を起こしている可能性があります。

そのため噛むと痛い、押さえると痛いなどの症状が起こることがあります。

 

この場合は状態にもよりますが、時間経過で痛みの変化を見ていく、あるいは外科的な方法を考えます。

 

 

 

〜その他の痛みの原因〜

他にも「かみ合わせが高い」「歯周病を併発している」などもあり得るので、「痛み=根が原因」とも限りません。

歯科医院に相談し、状態の把握が必要です。

 

 

 

 

〜違和感、痛みはいつまで続くのか〜

痛みの程度や期間は、その歯の重症度の度合い、炎症の進行度合い、痛みの感じ方といった個人差によって様々です。

ただし、歯の根っこが無菌的になっていれば、一週間ほどでおさまるといわれています。

あるいは、少しずつ引いていき、痛みがなくなります。

 

 

 

 

〜痛みに対する対応〜

基本的には根の治療の継続、お薬の内服が一般的です。

ただし、あまりに痛みが取れない場合は歯科医院に相談することが望ましいです。

 

痛みについても、先ほど述べましたように炎症の強さ、期間、重症度などで簡単には引かないことがあります。

 

 

 

〜最後に〜

根の治療、根管治療は盲目的な治療です。

痛み違和感があるというのは、誘発している炎症、感染物質が残っているということになります。

 

 

根の治療では治癒しないものは、外科的な方法を考えます。

あるいは、保険範囲内の治療では治らないものもあるため、保険外治療を考えます。

 

 

 

どちらにしろ、痛みや違和感がある場合、様々な原因、過程があるはずなので、歯科医院に相談することが大切です。

 

 

 

 

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銀歯だと歯が割れることがある?

2020年12月8日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

 

歯科治療を受けたことがある方、口の中に銀歯が入っていませんか??

完全に被せてある場合はいいですが、部分的に入っている方は、もしかしたら歯が割れる可能性があります。(※必ず割れるわけではありません)

 

 

 

〜部分的な銀歯では歯が割れることがある〜

下の写真のように、部分的な銀歯が入っている場合、残っている歯の部分がかける、最悪は歯が割れることがあります。

 

銀の詰め物が入ってます

 

よく見ると、歯が割れていました

 

 

このように割れてしまうと、割れた範囲によっては抜歯せざるを得ないことがあります。銀歯という強力なものが、噛む力などで周りの歯を打ち砕くイメージです。

 

詰め物をするときは残っている歯が脆いと割れてしまいます。

特に、神経をとった歯は脆く割れやすいです。

そのため、残っている歯の部分が多くても、神経を取ってある場合は削って被せ物になります。

 

 

 

歯には様々な方向から力が加わります

金属は強すぎるためかけませんが、代わりに歯がかけることがあります

 

 

銀歯の面積を小さくしたい、残っている歯をなるべく削りたくないと言われる方が少なからずいらっしゃいます。ですが、良かれと思って銀歯を小さくすると、残っている歯が割れてしまうというリスクがあります。よく考える必要があります。

 

 

銀歯をした歯は、残っている歯が脆いと歯が割れることがあります

 

 

歯科医院で治療を受ける場合は「どうしてこの治療が必要か」を十分説明を受け、納得した上で治療の選択を行うことが大切です。

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

正しく歯ブラシ、歯間ブラシを使いましょう

2020年12月6日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

日常で使っている歯ブラシですが、しっかりと磨けているでしょうか??

一生懸命磨いていても、その磨き方が間違っていれば悲しいところです。

しっかりと磨き方を知ることが大切です。

 

 

 

〜歯ブラシの磨き方、選び方〜

まず歯ブラシですが、1−2ヶ月に1度、交換しましょう。

使い古していると、歯ブラシの毛先が弱くなり、歯の汚れを磨き取ることができません。

 

 

毛先が弱い状態であると、清掃性が45%低下すると言われています。

 

 

 

 

〜歯ブラシの当て方〜

歯の面に対して90度に当てている方が多いと思います。

そこはもちろんですが、実際に虫歯や歯周病になりやすいの場所として3箇所あります。

 

①奥歯のかみ合わせの溝

②歯と歯の間

③歯と歯肉の境目

 

ここを重点的に磨くことが大切です。

 

 

 

噛む面などに関しては普段の歯ブラシである程度できているかもしれません。

歯と歯茎に関しては斜め45°に当てることが大切です。

 

 

 

歯と歯の間に関しては歯間ブラシが大切です。

様々なタイプがありますので、個々に合わせて選択する必要があります。

これに関しては歯科医院で相談することが望ましいでしょう。

 

 

 

 

 

 

〜最後に〜

歯磨きは非常に大切です。

たまに「歯を磨かずに寝る」という方がいらっしゃいます。

これは口腔衛生をかなり悪化させる要因となります。

 

 

というのも、歯ブラシをして寝たとしても、起床時は菌が倍増します。

 

 

 

寝ている時はどうしようもありませんが、少しでも汚れをとることが大切です。

 

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

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