差し歯の寿命はどれくらいなのか
2020年12月30日
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。
神経をとったあとは差し歯になることが多いです。
その差し歯、どれくらい持つのでしょうか?
歯の状態によりますが、2−4年でダメになることもあります。
ですが、大体のものは7−10年くらいと考えてください。
〜寿命の幅が大きい理由〜
これは歯によって状態が違うからです。
差し歯になったといえども、元々の歯が十分残っていればその分寿命が長いです。
歯がボロボロの状態で差し歯になっていれば、その分寿命が短いです。
さらに、よく噛むところは負担が大きくかかるので寿命が短くなりますが、極端な話、噛んでいない差し歯は負担がかからないため寿命はその分長くなります。
〜保険と自費の違いによる寿命の差〜
保険治療のものはプラスチックや金属のため汚れがつきやすいです。つまり、虫歯の再発が起こりやすくなります。今まで以上によく磨くことが大切です。
ですが、一方で自費治療の場合はセラミックスになることが多いです。セラミックスは汚れがつきにくく、ついていたとしても簡単に取れます。つまり、虫歯のリスクが大きく下がります。
さらに、保険治療で使われる接着剤は最低限のものですが、自費治療で使われる接着剤は強力なものが多いです。自費治療の方がその分外れにくくなります。
〜差し歯の寿命を伸ばす、守るためには〜
①今まで以上の丁寧な歯ブラシケア
②歯科医院での定期的なプロのケア
③かみ合わせの調整
が大切になります。
①②のケアについては、先述しましたが、人工物である差し歯は経年劣化し、かつ保険治療は汚れがつきやすいです。毎日の歯ブラシも大切ですし、歯ブラシでは届きにくいところを歯科医院でのプロケアで補うことが大切です。
③かみ合わせの調整も大切です。差し歯の種類にもよりますが、人工物なのですり減ります。金属の被せ物であれば、本来の歯がすり減っても金属はすり減らないため、その分金属に負担過重となります。つまり、差し歯がダメになる確率が上がっていきます。
そうならないために、被せ物への負担を他の歯と同様にしていくことが大切です。
〜最後に〜
差し歯の寿命は人それぞれで、同じ人でも歯によってかなり違います。
知り合いが「差し歯がすぐ取れた」といえども、「自分の差し歯は20年もっている」かもしれません。
自分の歯の状態は人とは違うのは当然で、かつ自分の歯でも、左と右では違うかもしれません。どちらにしろ、歯科医院で定期的な管理とケア、何より毎日のケアが大切です。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
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