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歯周病になると、どういう症状が出るのか?

2020年12月4日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

 

歯周病は歯を支える周囲の組織が破壊されてしまう病気です。

進行すると周囲組織が歯を支えられなくなり、歯が抜けて落ちてしまいます。

 

 

 

そんな歯周病ですが、無症状で進んでいき、症状が出る時はある程度進行していることが非常に多いです。そのため、手遅れになる前に処置が必要です。

 

無症状と言えども、できる限り初期症状を知っておくことが大切です。

 

 

 

〜歯周病  “11個の初期症状”  とは?〜

歯周病は、「静かなる病気」とも言われているほど、痛みなどの症状が出にくいことで知られています。

 

ですが、よく観察することで、初期の症状に気づくことも可能です。

次のような兆候が見られたら、歯周病にかかっている可能性があります。

 

 

〈1〉歯茎からの出血

歯茎からの出血は歯周病の初期に出ます。歯磨きの時に出血するようであれば歯周病にかかっている可能性が高いです。

 

 

〈2〉歯茎が赤く腫れている

歯茎が赤く腫れている場合、歯周病の可能性があります。

 

 

〈3〉歯石がついている

歯石があると歯茎は炎症を起こします。放置すると悪化します。

歯の表面にざらつきがあるなど、歯石がついている場合には早めに除去しましょう。

 

 

〈4〉歯が長くなった

歯周病は歯の周りの骨を溶かします。それに伴い歯茎も下がるので、歯が長くなったように見えます。

 

 

〈5〉知覚過敏がある

歯茎が下がると、歯の根が露出します。その結果、冷たいものがしみる、歯ブラシで触れると痛い、という知覚過敏の症状が出やすくなります。

 

 

〈6〉口臭を指摘される

歯周病により歯を支える組織が破壊されることで、歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)が深くなります。

この部分に細菌が繁殖することにより、独特の強い口臭を発生します。

 

 

〈7〉歯にものが挟まりやすい

歯を支える骨が弱くなることで歯が動きやすくなります。結果、ものが挟まりやすくなります。

 

 

〈8〉歯がグラグラする

歯周病が進んでいくと、指で触れても歯がグラグラ動くようになります。

 

 

〈9〉歯茎が大きく腫れる

歯周病により歯周ポケットが深くなると、そこにたまった細菌が原因で歯茎が膿を持って大きく腫れることがあります。

 

 

〈10〉噛むと痛い

骨が歯を支える力が弱くなると、噛むと痛くて硬いものが食べづらくなります。

 

 

〈11〉歯が移動する

骨が歯を支えられなくなると、歯の位置がずれてくることがあります。

 

 

 

これらの症状があります。

できる限り早期発見、早期治療を行うことで歯周病の進行を止めることが可能です。

「痛みがないからまだ大丈夫」と放置しないようにしましょう。

歯周病は、症状がないまま進んでいきます。

 

 

歯周病を悪くしないためには、悪くなった時のみ治療を受けるのではなく、予防的に定期的なメインテナンスを受けることが大切です。

 

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

子供の歯ブラシ、歯磨き粉のフッ素、どれくらい?

2020年12月3日

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

普段からしている歯ブラシ、いざ子供になると、どのようにすればいいかと困ることないでしょうか??困っても子供の成長は待ってくれません。

 

今日は子供の歯ブラシ、歯磨き粉についてのお話です。

 

 

 

〜子供の歯ブラシはいつから必要なのか?〜

A.  歯が生えてきたら慣れるための練習を

 ある程度見えてきたら仕上げ磨きを行いましょう

 

 

 

まず最初に、離乳食がスタートしたら、歯磨き粉を使う前段階として口の運動、歯磨きにむけての練習を始めます。

 

 

歯が生えてきたとき、歯ブラシに慣れるためのものです。

ゴム製などの歯ブラシで歯茎を触るトレーニングをします。

 

 

歯が見え始めたら、仕上げ磨きを始めていきます。

 

この時はまだ歯磨き粉は必要ではありません。まずは仕上げ磨きに慣れさせるところからになります。

1歳を過ぎたら、フッ素(フッ化物)を配合したホームケア用品でのケアを心がけましょう。

 

 

その後、3歳前後で、ぶくぶくうがいができるようになったら歯磨き粉の使用を開始します。

子どもの乳歯や生えかわって間もない永久歯はエナメル質が薄く柔らかいため、虫歯が進行しやすいのです。また1歳半過ぎての授乳は前歯の虫歯が進行しやすく、歯ブラシの届きにくい奥歯も虫歯になりやすいので要注意です。

 

 

子どもの歯はしっかりとした虫歯対策がポイントになります。

 

 

 

 

〜虫歯予防としてのフッ素濃度はどれくらいが適切か?〜

A.6ヶ月〜5歳くらいはフッ素濃度500ppm

 6歳以上であれば1,000-1,500ppm  

 

 

 

今となっては当たり前となりましたフッ素での虫歯予防ですが、色々と濃度があります。

 

乳歯が生える時期から使用していただき、述べました通り、6ヶ月〜5歳くらいはフッ素濃度500ppm6歳以上であれば1,000-1,500ppm をお使いください。

 

 

 

あくまで目安です。子供によっては嫌がる子もいるでしょう。メーカーによってはいろんな味がありますので、どの種類がいいか、試してみるのもいいかと思います。

 

 

 

ちなみにですが、歯磨き剤は飲み込んでも大丈夫です。安全性が確立されています。

うがいが苦手な子もいると思いますので、練習の意味でも少しずつ行ってください。

 

 

 

 

〜仕上げ歯ブラシを嫌がる子供のために〜

「歯ブラシをしてくれない」「仕上げ磨きをさせてくれない」

色々とお声を聞きます。

 

 

こればかりはなかなか難しいところがありますが、対応としては

・キャラクターが入った歯ブラシを使う

・好きな音楽をかける

・歯医者さんごっこをする

・母親のお膝元で行う

・期限がいい時間帯を狙う

など、子供が興味を引くあらゆることを考える必要があります。

 

 

子供が行う歯ブラシは十分ではありません。

必ず親の仕上げ磨きが大切です。

 

 

 

 

〜最後に〜

子供の場合、いかに虫歯を作らないかが大きなポイントです。

虫歯菌は伝染しますので、3歳までは必ず口移しを行わないことも大切です。

 

 

 

 

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歯周病と体の仕組み 〜10代から歯周病は始まっている〜

2020年12月2日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

 

〜歯周病チェック〜 

2つ以上あれば、一度歯科医院にご相談することを勧めます。

 

□ 朝、口の中がネバネバする

□ 冷たいもので歯がしみる

□    ハグキがむずがゆい

□    ハグキが赤く腫れている

□    歯を磨くと出血する

□    ハグキが痩せてきた

□    歯が浮いたように感じる 

 

 

 

歯周病は生活習慣病、国民病です。

歯周病は中高年からと思われがちですが、実は10代から歯周病が始まっている人もいます。

H28年の厚生労働省の調査では、15歳以上の3人に1人がハグキから出血するほどの歯周病を患っていると報告されています。

歯周病は進行すると、歯を支える組織に炎症が広がり、骨が溶けていきます。

 

 

 

 

〜ウイルスや細菌の活動を助ける歯周病〜

 

歯周病は、歯やお口だけでなく、全身の病気と関連していると、多くの研究結果が発表されています。

 

 

例えば、歯周病のもととなる細菌の中には「プロテアーゼ 」と呼ばれる酵素を出し、口の中の粘膜細胞を破壊します。

歯周病でウイルスに感染しやすくなる理由

つまり、歯周病の菌はウイルス侵入を助ける特徴があります。

 

 

 

 

 

 

歯周病の予防には、毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なプロケア。

その両方で、お口を歯をいつまでも健康に保つことが大切です。

 

 

 

また、お口の機能が弱っていると、食べ物が気管に入ってしまう「誤嚥」が起こります。

これとともに歯周病菌が肺に入り、誤嚥性肺炎を起こします。

むせやすくなってきた人は要注意です。

 

 

 

 

 

コロナウイルスの流行もあり、いかにウイルスから身を守るかが問われています。

感染しても無症状の方もいらっしゃいます。

 

発症しないためにも、少しでも免疫力を上げていくことが大切です。

そのためにも、体への入り口、口の中を綺麗にして免疫力を上げておくことが大切です。

 

 

 

 

 

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歯に黒い点があるのは虫歯?着色?進行度は?

2020年12月1日

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

「黒い点がありますが、虫歯ですか?」と来院される方が多いです。

確かに「黒い」=「虫歯」の可能性がありますが、着色かもしれませんし、進行度によっては「そのまま・経過観察」にすることが多いです。

 

 

歯に黒い点の初期虫歯と治療すべき虫歯がある状態

例えばこの写真の状態です。結論から述べると

左側の歯:治療が望ましい

右側の歯:経過観察、どうしても気になれば治療

 

 

黒さによっても進行度が違うため、治療の選択肢が変わります。

 

 

 

 

黒い点は虫歯?進行度は?

まずは歯の構造からのお話になります。

歯は「エナメル質」「象牙質」「神経」と3つの構造になっています。

虫歯はこの3構造でどこまで進んでいるかで判断していきます。

 

歯は「エナメル質」「象牙質」「神経」と3構造あり、どこまで虫歯が進んでいるかでステージが変わります

 

 

 

 

細かい話になりますが、日本の虫歯治療ガイドラインとしては以下があります。

(1)肉眼的に明らかな   “う窩  -むし歯の穴- ”  を認める  
(2)食片圧入や冷水痛などの自覚症状がある
(3)審美性の訴えがある (黒いのが目立つ など)
(4)レントゲン写真で  “エナメル質”   あるいは  “象牙質”   に達する病変を認める
(5)その他

 

というものがあります、自己判断としては「ものが詰まる」「しみる」「痛い」という自覚症状があげれます。ですが、ときに自覚症状がないまま進行していく隠れ虫歯(歯と歯の間の虫歯)がありますので、要注意です。

 

 

明らかにかけている、しみる場合は自分でも判断ができます

例えば、写真のように歯がかけている、ものが詰まるなどあれば虫歯とわかりやすいです。また穴が空いていると黒くも見えるので「黒い点は虫歯?」と自分でもわかりやすいと思います。

 

 

 

 

 

経過観察する虫歯 エナメル質の虫歯

エナメル質という一番外側の層はかなり丈夫です。骨より硬いです。

この部分の虫歯はそのまま放置しても問題ありません。

治療方法も「フッ素塗布」「生活習慣の改善」「歯ブラシ」などです。

 

エナメル質の虫歯は初期虫歯と言われ、生活習慣や歯ブラシ、フッ素塗布で経過観察していきます。見た目が気になるとなれば削って治療です

 

 

 

ただし「見た目が気になる」など審美面が問題であれば削らざるを得ません。

 

黒いが初期虫歯であればフッ素塗布などで予防していく

 

 

 

 

 

治療が必要な虫歯 象牙質の虫歯

象牙質は神経を守っている層になります。この層に達すると「虫歯治療=削る」が必要です。

象牙質とは一番外側のエナメル質と比べると柔らかい層になります。そのため、虫歯がここに達すると、進行が早くなります。この象牙質という層に虫歯が入ると、いつかは神経に影響が出てきます。神経に影響が出ると、歯がしみるなど自覚症状が現れます。症状がない時はまだいいですが、症状がある時は神経が攻撃を受けていると思った方が良いでしょう。早めに歯医者を受診することが望ましいです。

 

象牙質に達すると治療になります。

 

 

 

歯が黒くて治療すべき虫歯

 

削ってみると中が虫歯になっている

 

写真では虫歯が象牙質に達していると判断し、治療となりました。内側が黒くなっているのがわかると思います。このように、見た目は黒い小さな点でも、中では拡がっていることがよくあります。それらを判断する方法に、近年ではダイアグノデントペンというものがあります。これは光を当てて、虫歯の深度、進行を測るものです。

 

 

虫歯が進行しているところは歯が溶けているのでレーザー光線が進んでいきます。その跳ね返りを測定し、虫歯の進行を決定するというものです。

ダイアグノデントペンはレーザー光線で虫歯の深さを測ります

 

 

 

 

注意すべき詰め物の黒さ

同じ黒さでも、詰め物の周囲の黒さは注意が必要です。見た目は大丈夫そうな黒さでも、詰め物の下で虫歯が進行していることがあります。一度治療をしたところに関しては定期的な検診、確認が必要です。

 

 

詰め物の下が黒く、虫歯になっている

中まで虫歯かどうかは、見た目も判断材料ですが、レントゲンを撮影することでも進行具合を判断して行きます。見た目でも気になる方は気にされますが、気にならない方もいらっしゃいます。そんな方も一度はレントゲン撮影で状態を確認することが望ましいです。

 

 

詰め物の下が黒く虫歯になっているレントゲン

実際のところ、レントゲン撮影を行うと中の方が黒くなっていました。これは歯の構造でいう2つ目「象牙質」に黒さがあるため、治療が必要になります。虫歯の大きさにもよりますが、噛む面に限局している場合は、小さい範囲の場合は、プラスチックを埋めることが多いです。

 

 

詰め物、ダイレクトボンディングをした状態

虫歯があるかどうかは見た目でもわかることがありますが、レントゲンを撮影しないとわからないことも多いです。もし口を開けて黒さが目立っているようであれば、一度歯科医院での診察をご提案します。虫歯であれば受診してよかったとなりますし、虫歯でなくても大丈夫だったと言う安心感を得られると思います。

 

虫歯を治して詰め物をした状態

 

 

 

 

 

虫歯の進行を確認する方法 レントゲン検査

 ここまで虫歯の進行によって治療が変わることをお話ししましたが、最終的にはレントゲン撮影で虫歯の進行状態を確認することも大切です。レントゲンでは歯の3構造「エナメル質」「象牙質」「神経」の境界がはっきりとわかります。これが虫歯の進行度を確認する根拠の強い判断基準になります。

 

白い部分がエナメル質、灰色の部分が象牙質、黒い部分は神経です

写真を見ていただくと、歯の構造がはっきりとわかると思います。

レントゲンでは虫歯が黒く写ります。その黒く写る範囲で進行度を確認していきます。

 

 

 

 

エナメル質内で3段階、象牙質で2段階あります。

簡単にいうと、一番外側のエナメル質という範囲の虫歯は生活習慣、歯ブラシ、フッ素塗布で十分で、象牙質に入ると治療となります。

 

エナメル質は経過観察か、希望によっては治療となります。

象牙質に入ると治療になります

 

画像には詳しく記載がありますが、要はこの2つの層で虫歯がどこまで進行しているかが問題となります。実際のレントゲンで確認すると以下の通りです。

 

エナメル質の虫歯は経過観察が多いです      象牙質の虫歯は治療が必要になります。

 

虫歯がどこまで進行しているか、はっきりわかります。レントゲンで確認することは非常に大切です。見た目でわかれば一番ですが、わからない場合が多々あります。見た目の判断もしつつ、それでも判断できない場合はレントゲン検査を行い、後は総合判断となります。

 

 

 

 

 

最後に

自宅・個人での判断は「肉眼での黒さ」「しみるなど自覚症状」「見た目気になる」となります。ただし、初期虫歯や隠れ虫歯など「見た目何もない」「痛みがない」「黒くない」というものは個人での判断はできません。歯科医院で「レントゲン検査」など行い、そこで総合判断をし、治療するのか、経過観察・予防処置をしていくのかを相談、決定となります。

 

気になった段階で時間があるときに歯科医院を受診し、進行度を確認してもらうことが大切です。大きければ治療ですが、まだ小さく大丈夫な範囲であっても「大きくなくてよかった」という安心感を少なからず得られるとは思います。

 

 

 

虫歯は進行度によって経過観察することも多いです。もちろん、見た目以上い進んでいる虫歯もありますので、レントゲンなどで検査する必要があります。当歯医者の場合、歯は削ると元に戻らないため、初期の虫歯は極力、予防処置を提案させていただきます。見た目気になるからとご希望があれば、状態にご理解いただいた上で削るかどうか、相談させていただきます。

 

 

気になる場合は、歯科医院で口の中を確認してみてもいいかもしれません。

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

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虫歯を放置するとどうなるか?

2020年11月29日

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

「冷たいものしみる」「虫歯かな」と思っていても、歯科医院になかなかいけないことありませんか?「気になってるけど、気づけば痛みがない」から行かない人もいると思います。

 

 

結論から言うと「虫歯の放置は非常に危険」です。

「早めにしておけばよかったのに・・・」となることが非常に多いです。

歯科治療は早期発見、早期治療が大原則と言っても過言ではありません。

 

 

 

 

〜虫歯を放置すると起こる問題〜

 

①激しい痛みが出ることがある

「痛みが出る=神経に達している」となります。なので、痛みが出たら早めの処置に越したことはありません。

 

大人の歯は虫歯になっても中々痛みが出にくいため、痛みが出たときはかなり進行しています。歯が痛いと眠れないことやご飯が食べられないことが多いので、早めに歯科医院にいきましょう。

 

 

 

②口臭が出る

虫歯で歯が溶けることで隙間ができ、そこで菌などが腐敗臭を出します。「虫歯菌」「死んでしまった神経」「膿」「出血」などが原因となってきます。

 

 

 

 

③神経が死んでしまい、歯を通じて顎の骨に影響が出てくる

虫歯が進行すると、歯の神経に及び、壊死してしまいます。その後も放置することで、虫歯菌が根の先から出て、顎の骨へと波及します。

 

膿によって歯茎が腫れてくるので、神経の治療(根管治療)が必要になります。場合によっては外科的な治療となります。

 

 

 

 

④鼻の方へ炎症が波及することがある

上顎の奥歯は鼻の副鼻腔に近いです。前述したように、虫歯が神経を浸食し、根の先から出ていくと、上の奥歯の場合は鼻の穴へと波及します。

 

細菌が鼻の粘膜に感染して副鼻腔炎になってしまうことがあります。

 

虫歯菌のみならず、歯周病菌も同じですが、放置すると血管を通して全身に回ります。

 

 

 

⑤最悪の場合は、歯を抜くことになります

虫歯が進行すればするほど歯がなくなります。結果として歯の限界値を超えて、抜かざるを得ないこともあります。(歯を抜くと「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」などの治療になります)

 

根の治療もですが、抜いてしまうとその後はそこを埋めるために何かしらの治療が必要になります。そうすると治療費や治療期間がかかります。

 

 

 

 

 

 

〜最後に〜

虫歯は放置すると重症化し、結果として治療回数、内容、費用など負担が大きくなっていきます。

歯科治療は苦手だという方が多いと思いますが、それでも早期治療することが結果として良いことが多いはずです。仮に治療が嫌だとなっても、検査を受けて状態把握を行うだけでも十分だと思います。

 

 

 

 

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歯の移植で、抜いたところに自分の歯が蘇る?

2020年11月28日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

歯がなくなった後、そこを何かしらで補う必要があります。

一般的には3つの選択肢

・ブリッジ 

・入れ歯

・インプラント

があります。ですが、親知らずなどが健全にあれば「歯の移植」という選択肢ができます。

親知らずがあれば移植できるかもしれない

 

 

〜歯の移植の利点欠点〜

【利点】

自分の歯のようにご飯が食べられる

両隣の歯を削らずに治療できる

保険適応が効くことがある

 

【欠点】

外科的な治療であること

歯のサイズによっては不可能

100%の成功率ではない

10年生存率では70−90%と言われています

 

 

あとはこれら利点欠点をどう考えるかとなります。

とはいえ、人工的に行う治療よりも、自分の歯で治せることの意義は非常に大きいと考えます。

 

 

歯の移植をした状態

 

 

移植した歯も自分の歯のように使えますが、いつか虫歯や歯周病などになるかもしれません。しっかり管理していくことが大切です。

 

 

 

 

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保険プラスチック、金属の入れ歯の特徴、利点欠点とは?

2020年11月27日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

入れ歯には保険治療で行うものと、保険外治療で行うものがあります。具体的にはプラスチックの入れ歯、金属の入れ歯、見た目が気になる方には針金がピンクの入れ歯があります。それぞれに利点欠点、特徴がありますので、自分の口の中には何が一番いいのかを考える必要があります。

 

【目次】

・保険プラスチックの入れ歯の特徴は?

・金属の入れ歯の特徴は?

・まとめ

 

 

 

 

保険プラスチックの入れ歯の特徴は?

 

通常の保険治療で使われるのがプラスチックが主となる入れ歯です。

一般的に3つの特徴、欠点があります。

 

 

①分厚い

プラスチックなので、薄いとすぐ割れてしまいます。そのため、強度を出すには分厚さが必要になります。保険の入れ歯は「違和感がある」とよく言われます。これは分厚さが関係しています。

 

分厚さがあると、発音にも問題が出てきます。ア行、カ行、タ行……というように50音を発音していくと、舌を上顎に当てることで発音していることが多いです。保険プラスチックの入れ歯では分厚さが出るため、発音がうまくできないということがあります。また一方で飲み込みにくいとも言われます。それは分厚さが舌の動きを阻害するからです。

 

入れ歯の箇所にもよりますが、場所によっては大きく阻害されます。

 

 

 

 

②ひずむ、たわむ

プラスチックなので、分厚さで強度があると言えども、所詮はプラスチックのため噛む力などで入れ歯がたわみます。その結果、噛めば噛むほど歯茎に食い込んでいくため、噛むと痛いというトラブルが起きやすくなります。

 

 

 

 

③残っている歯の寿命が短くなる

上記のように歪みが生まれるので、その分、残っている歯も揺さぶられます。

歯が揺さぶられると、歯を支える歯肉が下がってきます。そして歯を支える骨までも下がっていき、気がつけば歯がグラグラになっていきます。また、被せ物や詰め物をしている歯であればそれが外れるリスクが高くなり、神経がない歯であれば折れる可能性があります。何気なく使っている入れ歯によって、残っている歯の寿命を下げることになります。

 

保険のプラスチックの入れ歯はたわむ為、歯や歯茎を痛める、噛みにくいことがあります

 

 

 

 

 金属の入れ歯の特徴は?

保険外治療である金属の入れ歯ですが、これは保険プラスチックの入れ歯の特徴でもあり欠点でもある部分を改善してくれるものになります。

 

 

①保険のプラスチックと比べ、分厚さが1/3程と薄く、快適

金属なので、薄くても強度が出るのが強みです。プラスチックの入れ歯の1/3程度の厚さです。保険プラスチックの入れ歯の厚さが約1.5〜2㎜である一方で、金属の入れ歯の厚みは0.5㎜ほどです。

 

総入れ歯であればさらにこの厚さの違いがはっきりと現れます。小さい部分的な入れ歯では薄さの改善については実感が難しいですが、大きい入れ歯であればあるほど、保険プラスチックと金属の分厚さの違いを大きく実感できます。

 

 

 

保険と金属の入れ歯の違い(総義歯)

 

金属の入れ歯(総義歯、金属床)

 

金属の入れ歯の薄さについて

 

 

 

 

②頑丈なので、ひずみがない

噛む力が加わっても、金属という大きな強度があるため歪みません。その分、しっかりと入れ歯が力を受け止めてくれるため、歯茎のあたりが軽減されます。保険プラスチックであれば受け止めきれずに歯茎に食い込む形になり、あたりが出て痛みが伴いますが、これが大きく改善されます。

 

これも入れ歯の面積、入れ歯の歯の数が多ければ多いほど実感できます。保険プラスチックであれば大きければ大きいほど、たわみが大きくなるので歯肉への負担が大きくなります。

 

 

 

③残っている歯を守ります

繰り返しになりますが、金属は強度があり安定感があります。力が加わっても、たわむことがないため、その分、入れ歯を支えている残っている歯への揺さぶりを軽減します。歯の揺さぶりが軽減するということは歯を支える歯茎、骨の衰えも軽減され、グラグラになるリスクが減ります。詰め物や被せ物が外れるリスクが軽減されますし、神経がない歯であれば折れるリスクも減ります。半永久に持つとは言えませんが、少なくとも保険プラスチックの入れ歯よりも、金属の入れ歯の方が残っている歯の延命につながると言えます。

 

 

 

保険と金属の入れ歯の違い

 

金属の入れ歯

 

 

 

 

まとめ

歯を失っていけば、いつかは入れ歯になることがあります。保険プラスチックの入れ歯でも十分かもしれませんが、残っている歯は確実に悪くなっていきます。もちろん保険プラスチックならではの分厚さによる違和感、発音の歯肉さ、食べ物を飲み込みにくいなど生活に支障が出る面もあります。それらを解決したい場合は保険外治療、つまりは金属の入れ歯を考える必要があります。歯を失ってから気づくものがありますので、できる限り残っている歯を守るための治療が大切です。

 

 

 

 

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歯と歯の間の虫歯、隠れ虫歯は大丈夫ですか?

2020年11月18日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

見た目は何もない、痛みや症状もないから大丈夫と思っていませんか?

確かに、何もないかもしれません。

 

ですが、症状がないだけで、歯周病や虫歯は進んでいるかもしれません。

 

 

 

歯と歯の間の虫歯(隠れ虫歯)とレントゲン

 

写真のように、見た目は何もありません。

もちろん症状もありません。

ですが、レントゲンを撮影すると虫歯がありました。

 

 

隠れ虫歯を治療している時の状態

実際に治療を開始すると、中が茶色くなっており、虫歯ができていました。

レントゲン撮影でわかる、隠れ虫歯でした。

 

 

 

穴が空いている黒い虫歯

穴が空いている、しみるなど、自覚症状があれば虫歯だとわかりやすいのですが、何もないタイプの虫歯であると、自分で気づくのはほぼ困難だと思います。

 

 

このように虫歯にはわかりやすいものもあれば、わかりにくいものまであります。

1度虫歯治療を経験している人は、やはり虫歯のリスクがあります。

自分は大丈夫と思っても、レントゲン撮影などで虫歯がある人もいます。

 

 

歯科医院で定期的な検診を受けることが、歯の寿命を守り、美味しくご飯を食べ続けることにつながります。

 

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

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詰め物の下の虫歯・保険外治療ダイレクトボンディングについて

2020年11月17日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

詰め物の中が虫歯になっていることありませんか?

もちろん見た目でわかることもありますが、レントゲンでしかわからないこともあります。

 

 

詰め物が虫歯になっている

「詰め物の変色、着色で虫歯?」と言う患者様です。

 

 

詰め物が虫歯になっている場所について

 

確かに詰め物の縁が黒くなっています。

隙間ができており、中で虫歯になっている状態でした。

虫歯治療を開始することになりました。

 

 

虫歯を取り終わった時の状態と変色状態

虫歯を取り終えました。

虫歯の影響で、健全な歯も茶色く変化していました。

この部分は虫歯ではないのでそのままとします。

 

 

 

一方で詰め物の周囲だけでなく、歯と歯の間も虫歯になっていました。

歯と歯の間も虫歯になっていた状態

 

 

 

範囲が大きいですが「審美性」「虫歯のなりにくさ」「強度」などから保険外治療を開始しました。

詰め物、ダイレクトボンディングをしている時

 

詰め物、ダイレクトボンディングをしている時の写真

詰め物をしている最中の写真です。

通常の保険治療とは違い、時間をかけて緻密に埋めていくため、虫歯が入り込む隙間を与えません。

 

 

詰め物、ダイレクトボンディングが終わった状態

詰め終えた後、形を整え、磨いたら終了です。

 

 

〜保険治療 保険外治療について〜

保険治療の場合、範囲が大きいと金属になります。

ただし、見た目が悪いなどの理由から「金属以外がいい」となると、保険外治療の範囲を考えないといけません。

 

 

保険外治療では

「セラミックス治療」

「ダイレクトボンディング 」

があります。

 

 

今回はダイレクトボンディング治療を選択しました。

・セラミックス並みの強さを持つ

・緻密に埋めるため虫歯になりにくい

・1日で終わる

・虫歯しか削らない

などの利点があります。

 

 

欠点は

・保険外治療

・強い衝撃でかけることがある(ただし、かけてもすぐ治せる)

などあります。

 

 

 

利点だらけの治療はありませんが、少なくとも保険治療は最低限の治療のため、そこの欠点をカバーできるのが保険外治療になります。

 

 

 

詰め物、ダイレクトボンディング治療後の状態

見た目も本物の歯のようにきれいになりました。

治療を受ける時は、治療の選択肢を十分に説明を受けることが大切です。

 

〈治療回数や費用など〉ダイレクトボンディングという自由診療です。治療回数1回、治療費用約5万円(税別。医院により費用が異なります)全ての虫歯に適応するわけではなく、歯の状態、かみ合わせ、患者様のご意向など、総合的に判断、選択することになります。

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

 

根が膿むと歯茎がプクッと膨らみます〜根管治療とは〜

2020年11月12日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

根の治療したところがプクッと膨らんできていませんか?

虫歯が入って、根の先で膿んでいるかもしれません。

 

歯茎がプクッと膨らんで膿みが出ている

 

 

〜根の治療とは?〜

根の治療とは、神経の管をきれいにして、お薬を詰める治療です。

ですが、治療をしてもそこに虫歯が入っていけば、再度膿んでくることがあります。

その時はもう一度根の治療を行うことになります。

 

根の治療(根管治療)の流れ

 

歯の中をきれいにすることで、歯茎の膿をとることができます。

根の治療(根管治療)で膿みが治った状態

 

 

治療回数は状態にもよりますが、奥歯であれば根の治療が2−4回です。

その後被せ物を作り変えるなどあるので、さらに1−3回かかります。

どれだけ早く治療が進んでも、計6回くらいかかると思った方がいいでしょう。

 

 

 

 

〜最後に〜

根の治療を行えば必ず治るわけではありません。

歯が割れている場合もあれば、外科的な治療を考えないといけないこともあります。

 

 

 

人により、その歯の状態により治療の予後が変わるため、その都度、歯科医院で精査が望ましいでしょう。

 

根管治療で膿みが治る前後について

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

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