赤ちゃん、子供に虫歯菌がうつる、感染します
2020年12月21日
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。
生まれたての赤ちゃん、子供の口の中は本来であれば菌はいないはずです。
ですが、子供もいつの間にか虫歯ができていませんか??
実は虫歯の菌は人と人との間でうつります。感染します。
〜子供に虫歯がうつる?〜
虫歯菌は生まれた赤ちゃんには存在しません。ですが、奥歯が生えてくる1歳6ヶ月くらいになると、周りの大人の唾液を介して虫歯菌が赤ちゃんにうつることがわかっています。世界的に見ても、最も身近な母親からの感染が一番多いので、赤ちゃんのためにも母親の口の中の菌を減らしておくことが大切です。
感染しやすい時期は1歳6ヶ月〜2歳7ヶ月と言われています。それは、奥歯が生えてきて、ある程度の糖分を食べるする機会が増えるからと言われています。
〜子供に虫歯菌を移さないために〜
自分の唾液が子供に移らないければいいことになります。そのため対策としては
①食器を分ける (同じ食器で口移しをしない)
②食べ物をフーフーと息を吹きかけない
③赤ちゃんの食べ物に飛沫をかけない
④歯ブラシ、歯磨き粉は子供本人用として分ける
これらが大切です。
食器を同じスポンジで洗うのは大丈夫です。
頬をすり合わすようなスキンシップは大丈夫ですが、口をつけることは避けることが賢明です。
〜母親としてできること〜
自分の口の中をより綺麗にしていくことが大切です。
虫歯があれば出産前にしっかり治しておくこと、治療後も定期的にクリーニングを受けることが大切です。
完全に移さないようにするには実際問題難しいところがあります。日常会話の飛沫が子供の食べ物にかかる可能性もあります。
仮にかかっても問題ないように自分の口を常に綺麗にしておくことが非常に大切です。
〜最後に〜
子供に虫歯ができたのは「歯を磨かないからだ」と言われる母親がいらっしゃいますが、子供が上手に歯磨きができるわけではありませんし、その虫歯菌も元々は誰かの虫歯菌が移ったものです。
子供を育てるのも大変な面がありますが、虫歯に関しても、しっかりと子供の歯を守ることが親としての大切な役割でもあります。そのためにも、わからないことや虫歯の疑いなどがあれば早めに歯科医院に相談することが大切です。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
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