キシリトールは虫歯予防に効果があるのか?
2020年12月24日
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。
キシリトールガムなど、聞いたことがあると思います。
今日はそのお話です。
〜キシリトールとは??〜
キシリトール とは、樺の木(カバノキ)などの原料から作られる天然素材の甘味料です。
糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種で、砂糖と同じくらいの甘さがあります。
カロリーは砂糖よりも少なめです。
〜キシリトールの効果〜
キシリトールは砂糖と同じくらいの甘さがあります。ですが、これは、虫歯の原因となる酸を作りません。(通常は砂糖などから虫歯菌が歯を溶かす酸を作り出します)
さらに、キシリトールには虫歯菌を減らして歯を丈夫にする効果があるため、虫歯予防には一石二鳥となります。
【キシリトールの効果】
・歯の汚れ;プラークを作る材料にならない
・歯を溶かす酸を作らない
・虫歯菌を減らす
・歯を強くする
〜どうしてキシリトールは虫歯にならないのか?〜
虫歯菌は糖をエサにして、歯を溶かす酸を作り出します。
ですが、キシリトールは虫歯菌のエサになりません。にも関わらず、虫歯菌は糖と思い込んでキシリトールを取り込んでいきます。結果、虫歯菌の寿命が短くなり、活動が弱くなり、次第に数が減っていきます。
〜1日にどれくらい摂取すればいいか〜
効果的な分量の目安は、ガムだと3−10個になります。食事やおやつの後に摂るようにすると効果的です。
そのため、1日を通して少量を回数多く摂ることが大切です。
1回で1−3個ガムを噛むとして、それを3回繰り返すことになります。
食事やおやつの後に摂るようにすると効果的です。
〜キシリトールの効果はいつから出るか〜
100%キシリトールガムを1日3回食べたとして、歯の汚れ;プラークが減ってくる(虫歯の予防効果が出てくる)のは1−2週間後と言われています。3ヶ月続けることで虫歯になりにくい状態になると言われています。
かなり習慣的に摂取していかないといけません。
〜最後に〜
キシリトールガムを摂取しているから大丈夫というわけではありません。大前提として、歯磨きでしっかり汚れを取ることが大切です。
虫歯になりやすい人の、補助的な効果として認識していただけると良いかと思います。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
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