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ホームホワイトニングジェル効果のビフォーアフター

2023年10月7日

ホームホワイトニングのジェルの効果はどれくらいか気になりませんか?ビフォーアフター [Before After] は、ネットやSNSなどで目に入るかもしれませんが、加工されているかもしれませんし、実際のところは正直わからないことありませんか?今回は、ホームホワイトニングを実際にやってみて、何本目・何週目でどれくらい白くなっていくのかをお話ししていきます。

 

 

ホームホワイトニングジェル効果や期間 ビフォーアフター

 

 

 

①ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングとは、歯医者で取り扱いされているホワイトニングジェルを使用し、自宅で行うホワイトニングを言います。市販されているものとは違い、漂白作用のある成分があるため、歯の内部の汚れなどを化学的に除去、白くしていきます。

 

 

 

 

②ホームホワイトニングジェルの違いは?

ホームホワイトニングジェルは、国内でいくつかメーカー、種類があります。ただし、どのホームホワイトニングジェルも、ホワイトニング作用としての主な成分、過酸化尿素が含まれています。濃度は基本的にどれも10%ですが、ものによっては16-20%と高めのものがあります。

 

 

濃度が10%のものは、作用時間が約2時間とされていますが、濃度が高いものは、作用させる時間が1時間半など、その分、短く設定されています。使い分けについては、主に知覚過敏の強弱となります。濃度が高いものはそれだけ刺激が強いので、知覚過敏が生じやすくなります。一般的には10%のホワイトニングジェルを使用することが多いのですが、歯科医院によっては16-20%と濃度の高いホワイトニングジェルがあるところもあります。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 知覚過敏について

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター

 

 

基本的には濃度が10%のものが多く、ホワイトニングとしての作用がある成分濃度は同じなので、どの商品も差はないと考えられています。ただし、他の成分などから多少なり差はあるはずですが、大きな目で見ると差はないと考えられています。

 

 

 

 

④ホームホワイトニングジェルの使い方

ホームホワイトニングのジェルの使い方は、まず歯医者で自分に合うマウスピースを作成します。そのマウスピースに薬液を流し、歯に装着するというシンプルなやり方です。

先述しましたが、基本的には濃度10%のホワイトニングジェルの場合、1日2時間、これを2週間続けます。1本のホワイトニングジェルで7日間分ありますので、2週間続けるためには2本のホワイトニングジェルが必要になります。ただし、1本で上顎か下顎の前歯6本分なので、上下の前歯をホワイトニングしていくには、その2倍の4本必要です。つまり、上下の前歯のホワイトニングは、1日2時間を2週間行う場合、合計4本必要となります。

 

この【1日2時間を2週間】を1セットとし、その後は休憩期間として約1週間おき、その後また2セット目に突入します。

①2週間ホワイトニング⇨1週間の休憩⇨②2週間ホワイトニング

という流れです。これを満足のいく白さになるまで行います。満足のいく白さとは、要は自分がどこまで白くなりたいか、で決まります。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター

 

 

 

 

⑤ホームホワイトニングでの白さの目標

ホワイトニングは、回数を増やせば増やすほど白くなっていきます。ですが、どこまで白くするかという目標と、どこまで回数を行えばいいかという話になります。

ホワイトニングとして、歯の白さのレベルを見るスケールがあります。一般的にどの歯科医院もメーカーは違えど同じスケールを用いていることが多いです。歯の白さとして、日本人の平均的な白さは【A3.5〜A3.0】と言われています。20-30代でもコーヒーなど着色の強いものを飲食しない方は【A2】くらいと明るめな方もいらっしゃいます。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター

 

 

 

目標の白さが芸能人や女優の歯の白さであれば、ホワイトニングシェードという、ホワイトニングならではの白さのスケールがあります。基本的に、このホワイトニング専用のスケールまで白くなると、テレビの世界の歯の白さです。ただし、テレビの世界の方は、被せ物で人工的な白さにしている方もいらっしゃいますので、その白さにはなりません。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター

 

 

③ホームホワイトニングジェルの効果 ビフォーアフター

それでは実際にホームホワイトニングジェルの効果についてみていきます。実際のホワイトニングを行ったお口の写真で紹介していきます。

 

1.ホームホワイトニング ビフォー

まずはホワイトニング前の状態です。全体的に歯の色が濃い状態です。コーヒーやカレーライスなど、色の濃いものを飲食していると少しずつ歯が濃くなっていきます。

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター

 

 

2.ホームホワイトニング 1週間後

ホームホワイトニングジェルを使用して1週間後です。最初の状態と比べると白くなっています。

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 1週間後

この段階でホワイトニングにおける歯の白さのガイドシェードを用いて、どれくらいの白さか確認したところ、前歯は平均的な白さと判断しました。1週間でも効果が出ていることがわかります。

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター1週間後

 

一方で、糸切り歯は色が濃い状態です。一般的に糸切り歯は一番濃い色と言われていますので、ホワイトニングが進めば進むほど濃淡の差がはっきりわかりやすい部分でもあります。

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 1週間後

 

 

3.ホームホワイトニング 2週間後

ホームホワイトニングの2週間後です。以前に比べて白くなってきています。2週間ということで、この段階で上顎でジェル2本、下顎でジェル2本、合計4本を使用している段階です。2週間使用したら、この後は1週間休憩を入れます。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 2週間後

 

 

 

4.ホームホワイトニング 3週間後

ホームホワイトニング3週間目です。厳密には最初2週間+休憩1週間+3週間目なので、実際は開始してからは4週間後となります。便宜的に、ホワイトニング期間として3週間後としています。

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 3週間後

 

ホワイトニング3週間になると、比較的白くなります。ホワイトニングの白さレベルを判断するシェードガイドを見てみると、明るい段階だとわかります。この段階にくると、人から見て「歯が白い」と思われる段階です。もともと歯が白い人もいるかもしれませんが、今回のように最初が濃い状態からスタートしていると、かなりのホワイトニング効果を実感できると思われます。

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 3週間後

 

 

 

5.ホームホワイトニング 4週間後

ホームホワイトニングを始めて4週間後(ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間)の状態です。ホワイトニング前の状態と比較すると、白くなったのがわかります。この段階で終了しても人から見て「歯が白い」と思われる段階となります。ただし、その「白さ」周りよりは「白い」というニュアンスとなります。もちろんその白さに対してどう思うかは十人十色です。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 4週間後  ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター4週間後

 

 

6.ホームホワイトニング 5週間後

ホームホワイトニング5週間後です。少しずつですが、4週間後よりは白くなっています。このあたりまで来ると、劇的な変化というよりも、少しの変化量となってきます。ですが、回数を増やす分だけ確実に白くなっていきます。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 5週間後

 

 

7.ホームホワイトニング 6週間後

ホームホワイトニング6週間後(ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間)です。実質、開始から8週間なので、約2ヶ月です。写真だけでも白くなっていることがわかります。ジェルの本数でいくと、上顎6本、下顎6本で合計12本使っていることになります。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 6週間後

 

ここまで来ると白さの変化量が自分の目ではわかりにくくなります。ですが、写真で比較すると、間違いなく白くなっているのが見て取れます。4週間後と6週間後の差は言われる確かに白いなと感じるかもしれませんが、最初の状態から比較していくと、間違いなく白くなっていると感じ取れます。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 4週間と6週間後の比較  ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 最初・2週間後・4週間後・6週間後の比較

 

 

8.ホームホワイトニング 9週間後

ホワイトニングですが、ここにきて9週間後(ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間休憩1週間+ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング1週間)に飛びます。7−8週間後の経過は患者都合もあり記録を取ることができませんでした。

どうでしょうか。かなり白くなっていると思います。ただ一方で直近とあまり変わっていないのではとも感じるかもしれません。繰り返しますが、ここまで来ると、自分の目ではなかなかわかりにくいです。ですが、写真で比較すると6週間目と9週間目で白さに変化がわかります。少しですが、白くなっています。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター9週間後

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 6週間後と9週間後の比較

 

 

ホワイトニングとして歯の白さがどれくらいのレベルになったかを確認していきます。ホワイトニング専用のシェードガイドを使用している状態です。ここまで来るとどの段階の白さかは、みる人によって判断が変わるかもしれません。ですが、この段階にある段階で通常の歯よりも白いので、テレビで見る歯の白さになってきます。ここでいう白さは偽物感がある白さでなく、自然なかつ明るい白さです。

 

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター9週間後

 

9.ホームホワイトニング 終了 ビフォーアフター

ホームホワイトニングは合計で9週間分です。2週間のホワイトニングで1週間の休憩が入りますので、実質の月日としては【ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング2週間+休憩1週間+ホワイトニング1週間】なので、合計で14週となります。4ヶ月弱となります。実際に行う場合、歯科医院にいく、マウスピースを作成するなどの月日もあるため、実際はプラス数週間として4-5ヶ月となりました。半年とは言いませんが、2シーズンくらいの経過が必要です。

ホームホワイトニングジェル効果 ビフォーアフター 術前と9週間後

 

ホワイトニングのジェルは、合計で18本となりました。ホワイトニングジェルは歯科医院によって費用は違いますが、当院の場合では、ホワイトニングジェルは1本¥2,750-税込なので、18本では¥49,500-税込となります。

 

ホームホワイトニングジェル効果と費用価格について

 

 

④ホームホワイトニングジェルにおける注意点

ホームホワイトニングをされる方で、ホワイトニングジェルを少量で行う方がいらっいます。結論から申し上げると、適正量をしっかり使うことが大切です。どのメーカーもホワイトニングジェルには1回分のメモリがついています。マウスピースにその1回分を流し入れます。ここで目分量として「これだけでも足りるんじゃないか」と少量だけにして節約される気持ちもわかりますが、節約してしまい少量になると、ホワイトニング効果が減弱してしまいます。ホームホワイトニングはもともと低濃度を長期に渡りホワイトニングしていくというものなので、少量にするとさらに長期化させてしまいます。

 

毎日2時間を2週間行い、それが月単位となると私生活に少なからず影響が出てきます。モチベーションを始め、面倒になってくるなど出てくる可能性もあります。ホームホワイトニングは自宅でできる手軽さが良い点ですが、その分大変なところもあります。

 

ホームホワイトニングジェル効果 使い方

 

 

⑤ホームホワイトニングのまとめ

ホームホワイトニングは低濃度で長期に渡りホワイトニングを行うものになります。生活習慣によっては難しいかもしれませんが、今回の紹介したもののように、間違いなく白くなっていきます。ホームホワイトニングとは別に歯科医院で高濃度のホワイトニングを行うオフィスホワイトニングもあり、両方織り交ぜて行うデュアルホワイトニングという手法もあります。目標の白さ、生活習慣によって選択肢が変わる可能性がありますので、そのあたりは歯科医院で相談することがいいかもしれません。ともあれ、その方法も白くはなりますので、自分がいいと思う方法を選択すればいいのではないかと思います。

 

 

 
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