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洗口液(マウスウォッシュ)のおすすめは?使うべき?

2021年10月23日

津市久居の歯医者「ナカニシ歯科医院」です。今回は洗口液(マウスウォッシュ)についてのお話です。

 

 

【目次】
①洗口液(マウスウォッシュ)とは?
②洗口液(マウスウォッシュ)の使い方
③洗口液(マウスウォッシュ)のポイント
④洗口液(マウスウォッシュ)の効果的な使い方
⑤洗口液(マウスウォッシュ)のアルコール含有か、含有しないものか
⑥洗口液(マウスウォッシュ)の注意点
⑦洗口液(マウスウォッシュ)のまとめ

 

 

 

①洗口液(マウスウォッシュ)とは?

洗口液(マウスウォッシュ)とは、お口の中を綺麗さっぱりし、口臭を防いだりするものです。口臭を防ぐなどを目的とする物もあれば、歯周病や虫歯対策などを目的とするものもあります。基本的には治すということでなく、予防という概念になります。

 

洗口液(マウスウォッシュ)の効果について

 

 

 

 

 

②洗口液(マウスウォッシュ)の使い方

製品にもよりますが、一般的にはキャップに入る分(10〜30ml)を口に含み、グチュグチュと口をゆすぎ、吐き出して終割りです。その後に水でゆすぐというのはありません。使うタイミングは【朝・昼・夜の食事後の歯磨きの後、起床後、就寝前】など細菌が増えるタイミングで行うのが良いでしょう。

 

洗口液(マウスウォッシュ)は1回10〜30mlで濯ぎましょう

 

 

 

 

 

 

③洗口液(マウスウォッシュ)のポイント

1. 口の中に全体行き渡るようにゆすぐ

洗口液(マウスウォッシュ)は歯磨きなどでは行き届かないようなとこまで、液体がゆえに行き渡らせることができます。口を空気で膨らますように、全体に行き渡るようにゆすぎましょう。

 

 

 

2. 洗口液(マウスウォッシュ)の後は、水でゆすがない

製品によるところがありますが、基本的には水でゆすがないことをお勧めします。中には水でゆすいでも大丈夫なものもあるかもしれませんが、フッ素入りなど虫歯予防のものなどは口の中に予防成分が留まることでより効果的になるものがあります。気持ち悪いということで水でゆすぐのは仕方がないかもしれませんが、できる限りは洗口液(マウスウォッシュ)を使用後はそのままが良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

④洗口液(マウスウォッシュ)の効果的な使い方

1. 就寝前に洗口液(マウスウォッシュ)を使う

口の中の細菌は就寝中に増殖します。これは唾液の量が減ることにより、口の中が洗い流されないことが原因です。言い換えると日頃は唾液や飲み水で洗い流されるので、ある程度は細菌の増殖を抑えられているということになります。寝る前に口の中の細菌をリセットすることで、増殖力を抑えます。

 

 

 

2. 起床後に洗口液(マウスウォッシュ)を使う

前述しましたが、起床後の口の中は、就寝中に増殖した細菌で満たされています。事実上、一番汚い状態です。起床後に歯磨きを行うことが一番ですが、時間がない時は洗口液(マウスウォッシュ)で口をゆすぐのも効果的です。

 

洗口液(マウスウォッシュ)は就寝前、起床後、毎食後など、細菌が増える時に行うと効果的です

3. 外出先、仕事先で洗口液(マウスウォッシュ)を使う

外出先や仕事先では中々歯ブラシをする時間がないこともあります。歯ブラシをしないと汚れが溜まり続けるため虫歯や歯周炎、口臭の原因になります。汚れがついたままの洗口液(マウスウォッシュ)は効果が弱いですが、しないよりは良いかと思います。もちろん、人とあうことがあれば、歯ブラシをして口臭予防として用いるのが良いでしょう。

 

洗口液(マウスウォッシュ)は歯磨きができないような外出先や出張先で行うのも良いでしょう

 

 

4. 妊娠中や震災などで水が使えない時に洗口液(マウスウォッシュ)を使う

妊娠中につわりで歯が磨けない、歯ブラシを入れると気持ちが悪い、震災などで水が使えないなど、歯ブラシができない事情が起こることがあります。口を磨かないと不衛生になり免疫力低下にもつながります。そういう時に洗口液(マウスウォッシュ)を行いましょう。実際に震災があったときは洗口液(マウスウォッシュ)が配布されることもあります(地域や自治体によります)。

 

洗口液(マウスウォッシュ)は妊娠中や震災などで歯磨きが出来ない時に代わりに行うのも衛生面を保つために良いでしょう

 

 

 

 

 

 

⑤洗口液(マウスウォッシュ)の目的別の種類

【①口臭予防 ②虫歯予防 ③歯周病予防 ④ホワイトニング目的】と大きく4つに分かれます。

1. 口臭予防の洗口液

口臭を抑えるには、口臭の原因となる細菌を目的とした洗口液(マウスウォッシュ)を選びましょう。具体的には細菌を殺菌する「クロルヘキシジン」や「CPC」が含まれているもの、あるいは、口臭の原因物質を抑制する「二酸化塩素」「塩化亜鉛」が含まれている物になります。さまざまなメーカーの物がありますが、口臭予防を得意とするところの1つに「ブレスラボ」があります。

【口臭予防を目的とする成分】「クロルヘキシジン」「CPC」「二酸化塩素」「塩化亜鉛」

 

 

 

 

2. 虫歯予防の洗口液

虫歯予防には「汚れを落とす」「歯を溶かす酸を中和する」というのが目的となります。具体的には、「デキストラナーゼ」は酵素の力で歯垢(プラーク)を除去します。ガムなどで有名な「キシリトール」は虫歯の原因菌を抑制し、かつ食事で酸性に傾むき歯が溶けるところを中和する働きがあります。メーカーとしてはライオン「クリニカ」などがあります。

 

【虫歯予防を目的とする成分】「デキストラナーゼ」「キシリトール」

 

 

 

 

3. 歯周病予防の洗口液

虫歯予防と重なりますが、細菌を殺菌する成分として「クロルヘキシジン」「CPC」などがあります。歯周病対策としては「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」などが有名です。歯周病予防としての洗口液は種類は多くありません。どちらかというと「デンタルリンス」という「液体ハミガキ」として販売していることが多いです。マウスウォッシュのメーカーとしては「コンクール」というシリーズが有名です。

【歯周病予防を目的とする成分】「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」など

 

 

4. ホワイトニング目的の洗口液

ホワイトニングとしては着色除去を目的とします。汚れを浮き上がらせる「重曹(炭酸水素Na)」や、汚れそのものが付着するのを防ぐ「ポリリン酸ナトリウム」が成分としてあります。

ホワイトニングに関してはさほど種類は多くありませんが、それでも少なくはないかなというところです。薬局で探すと最低でも何種類かはありますので、その中から選ぶことになります。各メーカーから独自の成分や手法があり、甲乙がつけがたいというのうが個人的な見解なので、よく使うメーカーであったり、直感や値段で決められるのが良いかと思います。

【ホワイトニング目的の成分】「重曹(炭酸水素ナトリウム)」「ポリリン酸ナトリウム」

 

洗口液(マウスウォッシュ)は口臭、虫歯歯周病、ホワイトニングと目的に合わせて選択しましょう

 

 

 

⑤洗口液(マウスウォッシュ)のアルコール含有か、含有しないものか

アルコールがあるかどうかは【①爽快感などの刺激 ②殺菌 ③口臭】がポイントとなります。歯周病や口臭関連はアルコール含有が多いと思います。ただし、アルコール含有は口への刺激も強くなりがちなので、初めての人は分量の少ないものを購入し、合う合わないを確かめることをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

⑥洗口液(マウスウォッシュ)の注意点

1. 歯磨きの代わりではない

成分や謳い文句で歯周病、虫歯予防なると思われがちですが、しっかり歯を磨いているというのが前提です。汚れが取れていないと洗口液(マウスウォッシュ)の効果が発揮されません。歯と歯の間に食べ物が詰まったままの状態では、洗口液(マウスウォッシュ)を使用しても意味がありません。しっかりと歯を磨きましょう。

 

 

 

2. 虫歯や歯周病がかなり進んでいる場合は治療してから

進行が浅い虫歯や歯周病であれば問題ありませんが、ある程度進んでいる場合は治療を優先し、洗口液(マウスウォッシュ)を使用する場合は主治医と相談しましょう。洗口液(マウスウォッシュ)の刺激により痛みなど症状が出ることがあります。

 

 

 

3. 洗口液(マウスウォッシュ)のやりすぎは避けましょう

何度もやればいいという問題ではありません。何度も何度も行うと、口の中にいる常在菌という、関係のない菌まで影響が及ぶことがあります。使用頻度としては【朝・昼・夕飯後の歯磨きの後、就寝前、起床後】といったように、細菌が増殖するタイミングで行いましょう。

 

 

 

 

4. 洗口液(マウスウォッシュ)のあとの、水でゆすぐのも極力避けましょう

アルコール含有であったり、味の問題などで水で洗い流したいと思うことがあるのではないでしょうか。ですが、洗い流すとせっかくの成分がなくなってしまい、効果を十分発揮しません。できる限り水でゆすぐのは避けましょう。

 

 

 

 

 

 

 

⑦洗口液(マウスウォッシュ)のまとめ

さまざまなものがありますが、目的としては【予防】となります。歯垢、汚れが歯ブラシで除去できているというのが大前提です。あくまでも歯磨きが基本であることを忘れないでください。

人にオススメされたものが自分にあうとは限りません。お口の環境や細菌の種類、数は違います。さまざまなタイプが各メーカーから販売されていますので、成分やタイプを決めた上で、どれが自分に合うのかは試していく必要があります。

 

・歯をしっかり磨きましょう

・汚れが取れている状態でこそ、効果を発揮する

 

 
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