歯周病になると、どういう症状が出るのか?
2020年12月4日
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。
歯周病は歯を支える周囲の組織が破壊されてしまう病気です。
進行すると周囲組織が歯を支えられなくなり、歯が抜けて落ちてしまいます。
そんな歯周病ですが、無症状で進んでいき、症状が出る時はある程度進行していることが非常に多いです。そのため、手遅れになる前に処置が必要です。
無症状と言えども、できる限り初期症状を知っておくことが大切です。
〜歯周病 “11個の初期症状” とは?〜
歯周病は、「静かなる病気」とも言われているほど、痛みなどの症状が出にくいことで知られています。
ですが、よく観察することで、初期の症状に気づくことも可能です。
次のような兆候が見られたら、歯周病にかかっている可能性があります。
〈1〉歯茎からの出血
歯茎からの出血は歯周病の初期に出ます。歯磨きの時に出血するようであれば歯周病にかかっている可能性が高いです。
〈2〉歯茎が赤く腫れている
歯茎が赤く腫れている場合、歯周病の可能性があります。
〈3〉歯石がついている
歯石があると歯茎は炎症を起こします。放置すると悪化します。
歯の表面にざらつきがあるなど、歯石がついている場合には早めに除去しましょう。
〈4〉歯が長くなった
歯周病は歯の周りの骨を溶かします。それに伴い歯茎も下がるので、歯が長くなったように見えます。
〈5〉知覚過敏がある
歯茎が下がると、歯の根が露出します。その結果、冷たいものがしみる、歯ブラシで触れると痛い、という知覚過敏の症状が出やすくなります。
〈6〉口臭を指摘される
歯周病により歯を支える組織が破壊されることで、歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)が深くなります。
この部分に細菌が繁殖することにより、独特の強い口臭を発生します。
〈7〉歯にものが挟まりやすい
歯を支える骨が弱くなることで歯が動きやすくなります。結果、ものが挟まりやすくなります。
〈8〉歯がグラグラする
歯周病が進んでいくと、指で触れても歯がグラグラ動くようになります。
〈9〉歯茎が大きく腫れる
歯周病により歯周ポケットが深くなると、そこにたまった細菌が原因で歯茎が膿を持って大きく腫れることがあります。
〈10〉噛むと痛い
骨が歯を支える力が弱くなると、噛むと痛くて硬いものが食べづらくなります。
〈11〉歯が移動する
骨が歯を支えられなくなると、歯の位置がずれてくることがあります。
これらの症状があります。
できる限り早期発見、早期治療を行うことで歯周病の進行を止めることが可能です。
「痛みがないからまだ大丈夫」と放置しないようにしましょう。
歯周病は、症状がないまま進んでいきます。
歯周病を悪くしないためには、悪くなった時のみ治療を受けるのではなく、予防的に定期的なメインテナンスを受けることが大切です。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
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