子供の歯ブラシ、歯磨き粉のフッ素、どれくらい?
2020年12月3日
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です。
普段からしている歯ブラシ、いざ子供になると、どのようにすればいいかと困ることないでしょうか??困っても子供の成長は待ってくれません。
今日は子供の歯ブラシ、歯磨き粉についてのお話です。
〜子供の歯ブラシはいつから必要なのか?〜
A. 歯が生えてきたら慣れるための練習を
ある程度見えてきたら仕上げ磨きを行いましょう
まず最初に、離乳食がスタートしたら、歯磨き粉を使う前段階として口の運動、歯磨きにむけての練習を始めます。
歯が生えてきたとき、歯ブラシに慣れるためのものです。
ゴム製などの歯ブラシで歯茎を触るトレーニングをします。
歯が見え始めたら、仕上げ磨きを始めていきます。
この時はまだ歯磨き粉は必要ではありません。まずは仕上げ磨きに慣れさせるところからになります。
1歳を過ぎたら、フッ素(フッ化物)を配合したホームケア用品でのケアを心がけましょう。
その後、3歳前後で、ぶくぶくうがいができるようになったら歯磨き粉の使用を開始します。
子どもの乳歯や生えかわって間もない永久歯はエナメル質が薄く柔らかいため、虫歯が進行しやすいのです。また1歳半過ぎての授乳は前歯の虫歯が進行しやすく、歯ブラシの届きにくい奥歯も虫歯になりやすいので要注意です。
子どもの歯はしっかりとした虫歯対策がポイントになります。
〜虫歯予防としてのフッ素濃度はどれくらいが適切か?〜
A.6ヶ月〜5歳くらいはフッ素濃度500ppm
6歳以上であれば1,000-1,500ppm
今となっては当たり前となりましたフッ素での虫歯予防ですが、色々と濃度があります。
乳歯が生える時期から使用していただき、述べました通り、6ヶ月〜5歳くらいはフッ素濃度500ppm、6歳以上であれば1,000-1,500ppm をお使いください。
あくまで目安です。子供によっては嫌がる子もいるでしょう。メーカーによってはいろんな味がありますので、どの種類がいいか、試してみるのもいいかと思います。
ちなみにですが、歯磨き剤は飲み込んでも大丈夫です。安全性が確立されています。
うがいが苦手な子もいると思いますので、練習の意味でも少しずつ行ってください。
〜仕上げ歯ブラシを嫌がる子供のために〜
「歯ブラシをしてくれない」「仕上げ磨きをさせてくれない」
色々とお声を聞きます。
こればかりはなかなか難しいところがありますが、対応としては
・キャラクターが入った歯ブラシを使う
・好きな音楽をかける
・歯医者さんごっこをする
・母親のお膝元で行う
・期限がいい時間帯を狙う
など、子供が興味を引くあらゆることを考える必要があります。
子供が行う歯ブラシは十分ではありません。
必ず親の仕上げ磨きが大切です。
〜最後に〜
子供の場合、いかに虫歯を作らないかが大きなポイントです。
虫歯菌は伝染しますので、3歳までは必ず口移しを行わないことも大切です。
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