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保険プラスチック、金属の入れ歯の特徴、利点欠点とは?

2020年11月27日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

入れ歯には保険治療で行うものと、保険外治療で行うものがあります。具体的にはプラスチックの入れ歯、金属の入れ歯、見た目が気になる方には針金がピンクの入れ歯があります。それぞれに利点欠点、特徴がありますので、自分の口の中には何が一番いいのかを考える必要があります。

 

【目次】

・保険プラスチックの入れ歯の特徴は?

・金属の入れ歯の特徴は?

・まとめ

 

 

 

 

保険プラスチックの入れ歯の特徴は?

 

通常の保険治療で使われるのがプラスチックが主となる入れ歯です。

一般的に3つの特徴、欠点があります。

 

 

①分厚い

プラスチックなので、薄いとすぐ割れてしまいます。そのため、強度を出すには分厚さが必要になります。保険の入れ歯は「違和感がある」とよく言われます。これは分厚さが関係しています。

 

分厚さがあると、発音にも問題が出てきます。ア行、カ行、タ行……というように50音を発音していくと、舌を上顎に当てることで発音していることが多いです。保険プラスチックの入れ歯では分厚さが出るため、発音がうまくできないということがあります。また一方で飲み込みにくいとも言われます。それは分厚さが舌の動きを阻害するからです。

 

入れ歯の箇所にもよりますが、場所によっては大きく阻害されます。

 

 

 

 

②ひずむ、たわむ

プラスチックなので、分厚さで強度があると言えども、所詮はプラスチックのため噛む力などで入れ歯がたわみます。その結果、噛めば噛むほど歯茎に食い込んでいくため、噛むと痛いというトラブルが起きやすくなります。

 

 

 

 

③残っている歯の寿命が短くなる

上記のように歪みが生まれるので、その分、残っている歯も揺さぶられます。

歯が揺さぶられると、歯を支える歯肉が下がってきます。そして歯を支える骨までも下がっていき、気がつけば歯がグラグラになっていきます。また、被せ物や詰め物をしている歯であればそれが外れるリスクが高くなり、神経がない歯であれば折れる可能性があります。何気なく使っている入れ歯によって、残っている歯の寿命を下げることになります。

 

保険のプラスチックの入れ歯はたわむ為、歯や歯茎を痛める、噛みにくいことがあります

 

 

 

 

 金属の入れ歯の特徴は?

保険外治療である金属の入れ歯ですが、これは保険プラスチックの入れ歯の特徴でもあり欠点でもある部分を改善してくれるものになります。

 

 

①保険のプラスチックと比べ、分厚さが1/3程と薄く、快適

金属なので、薄くても強度が出るのが強みです。プラスチックの入れ歯の1/3程度の厚さです。保険プラスチックの入れ歯の厚さが約1.5〜2㎜である一方で、金属の入れ歯の厚みは0.5㎜ほどです。

 

総入れ歯であればさらにこの厚さの違いがはっきりと現れます。小さい部分的な入れ歯では薄さの改善については実感が難しいですが、大きい入れ歯であればあるほど、保険プラスチックと金属の分厚さの違いを大きく実感できます。

 

 

 

保険と金属の入れ歯の違い(総義歯)

 

金属の入れ歯(総義歯、金属床)

 

金属の入れ歯の薄さについて

 

 

 

 

②頑丈なので、ひずみがない

噛む力が加わっても、金属という大きな強度があるため歪みません。その分、しっかりと入れ歯が力を受け止めてくれるため、歯茎のあたりが軽減されます。保険プラスチックであれば受け止めきれずに歯茎に食い込む形になり、あたりが出て痛みが伴いますが、これが大きく改善されます。

 

これも入れ歯の面積、入れ歯の歯の数が多ければ多いほど実感できます。保険プラスチックであれば大きければ大きいほど、たわみが大きくなるので歯肉への負担が大きくなります。

 

 

 

③残っている歯を守ります

繰り返しになりますが、金属は強度があり安定感があります。力が加わっても、たわむことがないため、その分、入れ歯を支えている残っている歯への揺さぶりを軽減します。歯の揺さぶりが軽減するということは歯を支える歯茎、骨の衰えも軽減され、グラグラになるリスクが減ります。詰め物や被せ物が外れるリスクが軽減されますし、神経がない歯であれば折れるリスクも減ります。半永久に持つとは言えませんが、少なくとも保険プラスチックの入れ歯よりも、金属の入れ歯の方が残っている歯の延命につながると言えます。

 

 

 

保険と金属の入れ歯の違い

 

金属の入れ歯

 

 

 

 

まとめ

歯を失っていけば、いつかは入れ歯になることがあります。保険プラスチックの入れ歯でも十分かもしれませんが、残っている歯は確実に悪くなっていきます。もちろん保険プラスチックならではの分厚さによる違和感、発音の歯肉さ、食べ物を飲み込みにくいなど生活に支障が出る面もあります。それらを解決したい場合は保険外治療、つまりは金属の入れ歯を考える必要があります。歯を失ってから気づくものがありますので、できる限り残っている歯を守るための治療が大切です。

 

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

 
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