詰め物の下の虫歯・保険外治療ダイレクトボンディングについて
2020年11月17日
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。
詰め物の中が虫歯になっていることありませんか?
もちろん見た目でわかることもありますが、レントゲンでしかわからないこともあります。
「詰め物の変色、着色で虫歯?」と言う患者様です。
確かに詰め物の縁が黒くなっています。
隙間ができており、中で虫歯になっている状態でした。
虫歯治療を開始することになりました。
虫歯を取り終えました。
虫歯の影響で、健全な歯も茶色く変化していました。
この部分は虫歯ではないのでそのままとします。
一方で詰め物の周囲だけでなく、歯と歯の間も虫歯になっていました。
範囲が大きいですが「審美性」「虫歯のなりにくさ」「強度」などから保険外治療を開始しました。
詰め物をしている最中の写真です。
通常の保険治療とは違い、時間をかけて緻密に埋めていくため、虫歯が入り込む隙間を与えません。
詰め終えた後、形を整え、磨いたら終了です。
〜保険治療 保険外治療について〜
保険治療の場合、範囲が大きいと金属になります。
ただし、見た目が悪いなどの理由から「金属以外がいい」となると、保険外治療の範囲を考えないといけません。
保険外治療では
「セラミックス治療」
「ダイレクトボンディング 」
があります。
今回はダイレクトボンディング治療を選択しました。
・セラミックス並みの強さを持つ
・緻密に埋めるため虫歯になりにくい
・1日で終わる
・虫歯しか削らない
などの利点があります。
欠点は
・保険外治療
・強い衝撃でかけることがある(ただし、かけてもすぐ治せる)
などあります。
利点だらけの治療はありませんが、少なくとも保険治療は最低限の治療のため、そこの欠点をカバーできるのが保険外治療になります。
見た目も本物の歯のようにきれいになりました。
治療を受ける時は、治療の選択肢を十分に説明を受けることが大切です。
〈治療回数や費用など〉ダイレクトボンディングという自由診療です。治療回数1回、治療費用約5万円(税別。医院により費用が異なります)全ての虫歯に適応するわけではなく、歯の状態、かみ合わせ、患者様のご意向など、総合的に判断、選択することになります。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
津市久居中町276-7 中西ビル2階
TEL:059-256-4515