歯ぎしりは大丈夫?マウスピースを作りましょう
2020年11月4日
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。
先月末でしょうか。インターネットの記事に歯ぎしりについてのコラムがありました。
歯ぎしりは人間誰でもしているものと言われています。
その歯ぎしりの程度が激しいかどうかが問題です。
Q1. なぜ歯ぎしりをするのか?
遺伝、睡眠の質、ストレス、カフェインの摂取、食いしばる癖など、原因は多々言われていますが、はっきりとしてはいません。ですが、あらゆる要因が関係していると言われています。
歯がある人のほか、歯が数本しかない人も、総入れ歯で歯がない人もすると言われています。つまり、歯がある・ない関わらず歯ぎしりが起きると言われています。
Q2. 放置しても大丈夫か?
睡眠時の歯ぎしりは「ブラキシズム」とも言われ、治療の対象になります。
問題となるのは、あまりに激しくて音がなり、うるさくて眠れないと言う時、あるいは歯に問題が出た時です。
歯ぎしりをしていると
・詰め物、被せ物が取れやすい(≒虫歯にもなりやすい)
・歯がかける
・歯が割れる
・歯がすり減る
ことがあります。これらの問題が生じてからでは遅いこともありますので、十分注意が必要です。
歯ぎしりは体重の10−15倍の力がかかるとも言われています。
人によりますが、これだけ力が加わると歯も割れてしまいます。
歯ぎしりで歯がわれ、痛みで起き上がったと歯科医院に来られる方もいらっしゃいます。
Q3.歯ぎしりしているか、どう見分けるのか?
寝ている時の現象のため、1つは寝ている時に身内の人がしているかどうか指摘する、あるいは歯軋りの音がうるさいなどがあります。
普段、食いしばる癖があるのも1つの要因です。
他、歯がすり減っている、歯茎がボコっと膨らんでいる(骨の隆起)なども1つの目安になります。
ただし、昔に歯ぎしりをしていて、今はしていないこともあります。その時は昔の名残として歯がすり減っているだけ、歯茎がボコっと膨らんでいるだけかもしれません。
総合的に判断することになります。
Q4. どうすれば歯ぎしりがなくなる?
日頃から食いしばりの癖がある方は、そうしないように気をつけることがあります。
ストレスやカフェインの摂取など生活習慣の見直しも必要です。
ストレスはこの現代社会ではなかなか難しいところですが、それでも歯ぎしりで問題が生じればやはり少しでもストレスになっていることへの対応が必要です。
ストレスは、歯ぎしりでなく精神的にも日常生活にも健康面に影響が出ます。そういった意味でも「歯ぎしり=ストレスを感じている」というサインと受け止めてもいいと思います。必ずストレスが原因とは限りませんが。
夜にスマートフォンを見て、脳が活性化した状態で寝るとよくありません。歯ぎしりに特化した問題ではありませんが、健康面、体力回復の面においても夜のスマートフォンやテレビは影響してきます。
Q5. 歯医者さんでできる治療は?
一般的にはマウスピースを作ることになります。
柔らかいタイプ、硬いタイプ、大きいタイプなどいくつかあるため、症状やお口の状態に合わせて歯科医院で相談の上、作製することが望ましいです。
Q6. やはり放置は良くない?
よくありません。
歯にも良くないですし、おそらく健康面にも何かしら影響が出てくると思います。顎がだるい、口が開けにくいなど、自覚症状が出ている時は1度歯科医院に相談にいくことをお勧めします。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
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