セカンドオピニオンのススメ
2020年10月13日
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です。
今となっては当たり前となりました「セカンドオピニオン」ですが、医科のみならず歯科にとっても大切です。今回「セカンドオピオニオン」の「メリット・デメリット」をお話しします。
〜セカンドオピニオンとは〜
虫歯、根管治療、歯周病治療、抜歯などの状態や、治療方針などを別の歯科医院に意見を求めることです。よくある例としては
●歯を抜くことを宣告されたが、本当に抜く必要があるのか
●被せ物の種類などはどうか
●治療したところに症状がある 腫れがひかない
自分自身が受けている治療の方法が本当に正しいのかどうか、時に不安になることがあります。その時に別の歯科医院を受診して相談することです。
相談することで客観的な意見が聞けること、妥当な治療かどうかを判断する方法の1つになります。
ただし、違う歯科医院で診察を受けるためその分の費用はかかります。
〜セカンドオピニオンのメリット〜
① 中立的な、客観的な意見が聞ける
いつも同じ先生の元で治療をしているため、治療方針が偏っている可能性があります。そしてその雰囲気の中では質問しづらい場合もあります。
そういう時にセカンドオピニオンは強みです。相談しづらいことも聞きやすいと思います。
② 別の治療方法を見いだせる
可能性は決して高くないですが、新しい治療方法を発見できるかもしれません。歯科医料も日々進歩しており、治らないものもある程度治る時も出てきました。時に自由診療でないと治らない時もあります。
新しい可能性を見つけることができるかもしれません。
③ 納得した上で治療を進めることができる
セカンドオピニオンをすることで、主治医の治療内容に納得して安心して治療を受けることができます。
歯科治療は時に「不可逆的なもの」です。削ってしまえば元に戻りませんし、抜いてしまっても元に戻れません。治療を進めてから「やっぱりこうしておけばよかったな」と後悔すると、精神的に辛いものがあります。
十分納得の上で治療を受けるためにも、セカンドオピニオンは大切です。
④ 複数の治療方針を聞くことができる可能性
歯の状態によっては複数の治療選択肢があります。設備や歯科医師の技術によっては「ここの医院ではできないが、別の医院ではできる」という場合もあります。
自分の価値観に合う歯科医院選び、治療方針を見つけることが大切です。
〜セカンドオピニオンのデメリット〜
①同じ治療方針、選択、診断を受ける可能性があります
相談に行っても、結局は同じ治療方針、選択、診断の可能性があります。言い換えると、通院している歯科医院は間違ったことは言っていないとも取れます。
②費用がかかる
別の歯科医院にいくため、相談するに当たり当然のことながら検査が必要になります。その分だけ費用がかかります。
安心を買いにいくような感覚でセカンドオピニオンを受けにいきましょう。
〜セカンドオピニオンを受ける時は〜
自分の意見、聞きたいことなどを明確にしておきましょう。
また、今通っている歯科医院にセカンドオピニオンにいく旨を伝えて、資料をいただくことも1つかもしれません。
〜最後に〜
冒頭述べましたが、「セカンドオピニオン」は今は当たり前の時代になりました。もし心配なことがあれば、ぜひ行っていただきたいと思います。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
津市久居中町276-7
TEL:059-256-4515