歯が痛い、冷たいものがしみる、知覚過敏
2020年10月11日
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です。
歯が痛い、冷たいものがしみる、温かいものがしみる、甘いものがしみる、知覚過敏、・・・などなど、歯の痛みも様々ありますが、その原因は虫歯であったり、虫歯以外の原因があったりします。
〜歯が痛い、冷たいものがしみる〜
「虫歯=痛むもの」と捉えられがちですが、実際のところ、初期の段階では症状は出ません。
「痛い、しみるなど症状が出る」=「神経にまで及んでいる」ということで、かなり進行している時になります。つまり、痛みが出たら早めに歯科医院への受診が必要、大切です。
虫歯治療も一度すれば終わりではありません。再発しないように試行錯誤する必要があります。
〜虫歯の進行、治療の方法〜
歯は大きく3つの構造に分かれています。
1つ目の層:エナメル質
2つ目の層:象牙質
3つ目の層:神経
虫歯は、この3つの層でどこまで進んでいるかでステージ判断を行います。
先に言うと、2つ目の層:象牙質に入ると「しみる、痛い」と言う症状が出始めます。
C0 初期虫歯
本当の初期です。歯の表面が白く変色している状態です。
【症状】 症状なし
【治療】 フッ素塗布、食生活の改善など
C1 エナメル質の虫歯
一つ目の層:エナメル質まで進んだ虫歯です。表面が黒く見えます。
【症状】 症状なし
【治療】 フッ素塗布、食生活の改善
見た目気になる場合は削ってプラスチックを埋めます
C2 象牙質の虫歯
2つ目の層:象牙質まで進んだ虫歯です。黒く見える、穴があく段階です。
ですが、隠れ虫歯など、歯と歯の間から進んでいる虫歯は見た目では全くわかりません。
【症状】 冷たいものがしみる 甘いものがしみるなど
【治療】 ①削ってプラスチックを埋める ②歯型をとり、銀歯とする
【保険外診療】
セラミックスの詰め物、白い詰め物、ラバーダム治療など
※虫歯になりにくい、外れにくい、白いなど審美面、機能面が向上します
C3 神経まで達する虫歯
3つ目の層:神経まで達した虫歯です。ここまでくると痛みで日常生活に支障が出ます。
治療回数も一気に増えるため、ここに達するまでに治療することが望ましいです。
【症状】温かいものがしみる、噛むと痛い、ズキズキする
【治療】①神経をとる(根管治療) → ②被せ物をする (銀歯)
【保険外診療】
やられている神経だけ除去する(断髄治療)
精密根管治療 (マイクロスコープを用いた治療)
被せ物(セラミックスの治療)
〜その他 知覚過敏〜
歯が痛い、しみるの中には「知覚過敏」によるものがあります。
歯茎が下がり、しみる症状が出ます
【症状】 冷たいものがしみる 歯ブラシなどでしみる など
【治療】 ・知覚過敏の薬を塗る ・歯ブラシ粉を知覚過敏タイプに変更する
【保険外治療】 歯肉移植
歯茎が下がっているのであれば、歯茎を再生させよう と言う発想です
〜最後に〜
虫歯や知覚過敏とありますが、「症状が出る=神経が犯されている」ため、その時では遅いです。
症状がないうちに虫歯治療を行うことが大切です。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
津市久居中町276-7 中西ビル2階
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