被せ物の下の虫歯、寿命
2020年10月9日
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です
被せ物をしている歯、中で虫歯になっているかもしれません。
被せ物、詰め物には寿命があります。要因には
「食生活」「歯ブラシ」「虫歯になりやすいタイプ」などなど…
様々な要因があります。
言い換えると「あの人はこれくらい持っているから、自分も同じくらい持つだろう」とはなりません。「左側の歯は◯年くらいもったから、右側も同じくらいだろう」ともなりません。
歯の状態は同じ人でも左右では違います。噛み癖など、本当に様々な要因があります。
ある統計では
●銀の詰め物〈部分的なもの〉
5年後・・・12%で再治療
10年後・・・33%で再治療
●銀の被せ物〈全部被せている〉
5年後・・・25%で再治療
10年後・・・45%で再治療
●銀のブリッジ〈歯と歯をつなげているもの〉
5年後・・・45%で再治療
10年後・・・69%で再治療
とあります。これは保険治療の限界、銀歯の限界かもしれません。
どうしても銀歯はいつか外れる、虫歯になる運命にあります。
もちろん再治療すればいいと言う話かもしれませんが、治療を繰り返すほど歯がなくなっていくため、結果、歯の寿命が縮むことになります。
あくまで統計のため、リスクが高い人は1〜2年くらいでダメになる人もいます。
また、神経が死んでいる場合の歯は、さらに寿命が縮む傾向にあります。
わかりやすく言うと、神経がある歯と違い歯の脆弱さが露呈します。
神経が無い歯は「根の先が膿む」ことがあります。
こうなると、根の治療が必要になり、治療回数がかかってきます。
銀歯の治療はどうしても寿命があります。
見た目だけでは分からず、症状がないまま進行していくことも珍しくありません。
そのため、定期的な歯科医院での確認、具体的にはレントゲン撮影などで中の状態を少しでも見ていくことが大切です。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
津市久居中町276–7
TEL:059-256-4515