2023年6月4日知覚過敏用のオススメ最強の歯磨き粉
2023年4月12日全国紙「美人百花」に掲載されました
2023年3月20日【動画あり】おすすめマウスピース洗浄剤「リテーナーシャイン」使い方
2023年2月7日虫歯・歯周病予防の歯ブラシ「クラプロックス CURAPROX」
2023年6月4日
歯がしみる、痛い、虫歯?知覚過敏?と感じたことありませんか?虫歯で痛いこともありますが、知覚過敏でしみることも多々あります。治療方法もいくつかありますが、毎日のケアで対応できるものとして歯磨き粉の選択があります。これは実際に歯医者に行っても提案される治療方法として1つに挙げられます。たくさんある中でどれがいいか、ポイントをお話しした上で、実際の商品も説明して行きます。
知覚過敏とは、歯ブラシのとき、口をゆすぐ時、冷たいものを飲むときに歯がしみる現象です。虫歯と違い、その一瞬に痛みを感じます。虫歯はジンジンする、染みて痛いと感じてから数秒は痛みが持続することが多いですが、知覚過敏はその一瞬だけとなります。
一般的に言われている原因は3つあります。
歯ブラシが強すぎると、歯茎を傷つけてしまいます。それにより歯肉が下がり、しみるようになります。
歯ブラシの力を弱めるか、どうしても力が入る人は柔らかめを用いましょう。最近は力が入りすぎるとカチッと音が鳴る歯ブラシも販売しています。
歯周病は防ぐことができても、どうしても避けられないのが年齢です。できる限り予防することが大切です。
歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯に過度の力が加わることで、歯がしみることがあります。厳密にいうと詳しいメカニズムがありますが、ここでは簡単に「歯ぎしりがある=知覚過敏が出ることがある」という認識でお願いします。
歯ぎしりや食いしばりについてはマウスピースで歯を守ることが大切です。
知覚過敏を抑制する成分には大きく2つ「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」があり、その他として重要な成分が2つ「フッ素」「研磨剤の有無」あります。
硝酸カリウムは神経の過敏性を抑制する成分です。知覚過敏用の歯磨き粉として販売されているものは、最低限としてこの「硝酸カリウム」が配合されています。硝酸カリウムのカリウムイオンが蓄積されていくことによって、週単位で知覚過敏の改善を期待できます。使用開始して2週間後、4週間後に効果が出てくると言われています。
乳酸アルミニウムは象牙細管という管をブロックするものです。歯の表面から神経に刺激を伝えるの細かい管が歯には存在します。その細かい管を乳酸アルミニウムが封鎖することで、神経への刺激そのものをブロックします。
知覚過敏用の歯磨き粉としては2つ目の成分として使われることが多いです。前述した「硝酸カリウム」が神経そのものに作用し、「乳酸アルミニウム」は刺激そのものが伝わらないようにブロックするイメージです。
フッ素は歯の表面に作用し、強度を上げてくれます。知覚過敏は歯の表面からの刺激なので、強度を上げることで少しでも刺激を軽減します。
ホワイトニング用歯磨き粉などによく配合されている「研磨剤」ですが、これは「無し」を選びましょう。研磨剤はタバコのヤニなど着色が強いこびりついたものをとるためにあります。何もない場合はただ歯を削るだけとなり、歯の表面が薄くなって行き、それが結果として知覚過敏につながります。
知覚過敏だけに悩まされている人もいれば、歯周病によって歯肉が下がり、知覚過敏になる人もいます。知覚過敏だけであれば最低限の成分が配合されたものを選びましょう。ただし歯周病も心配な場合は歯周病対策の成分が配合されたものを選択すると一石二鳥です。もちろん価格はその分だけ上がりますが、自分の歯にあったものを選択することが大切です。
大抵のものはフッ素が入っていますので、あとは歯周病用を選択するかどうか、かもしれません。ただ細かい成分についてはマニアックなところにもなりますので、「プラスα」はざっくりなイメージでいいかもしれません。
当院で取り扱っている、医療機関専売「知覚過敏用の歯磨き粉」です。知覚過敏抑制の成分「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」をはじめ、高濃度フッ素1450ppm、「IPMP」という歯周病菌に対する成分と、歯肉の出血を抑える「トラムネキサム酸」が配合されています。わずかながら低研磨性ということで、歯の表面を削る研磨剤が配合されているので歯の着色を抑える効果があります。研磨剤が配合されているという点においては完璧ではありませんが、知覚過敏がある人で大きく歯周病が進んでいない人に対しては第一選択になり得る歯磨き粉です。
歯周病が進んでいて、知覚過敏も生じている人にオススメです。薬局に売っています。これは、上記の知覚過敏抑制成分「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」のほか、高濃度フッ素1450ppmが配合されています。歯周病に対しては、歯周病菌を殺菌作用する「IPMP」、歯茎の腫れ・出血を抑える抗炎症作用の「トラムネキサム酸」、歯茎の活性化を図る「ビタミンE」が配合されています。
個人的には現時点でこの商品が一番最強かと考えています。知覚過敏の抑制する成分「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」をはじめ、高濃度フッ素1450ppm、歯を削らない研磨剤無使用です。知覚過敏に対するアプローチが全て揃っています。
唯一、欠点が2つあります。歯周病の人にはお勧めしにくいことと、価格が高いことです。通常の歯磨き粉は60-90グラムでの価格ですが、この商品は15グラムで少量です。言い方次第ですが、それだけ濃縮されているということかなと思います。
知覚過敏用の歯磨き粉なので、歯磨き粉として使用するイメージがありますが、綿棒や歯ブラシの先、指先でしみる部位に擦り付けるのも効果があります。
普段使っている歯磨き粉で歯を磨いたのちに、知覚過敏用の歯磨き粉を擦り付けるという使い方です。通常は歯ブラシの後に口をゆすぐので、ゆすぎすぎると成分が流れ出てしまいます。それくらいであれば、ゆすいだ後に、歯磨き粉を擦り付けて終了とすることで、しばらく歯の表面に成分が定着します。持続的な効果が期待できます。
歯周病ケアもしたい、でも知覚過敏も治したい、という方には、歯周病に重点をおいた歯磨き粉で歯を磨いていただいたのちに、知覚過敏用の歯磨き粉で気になる箇所に擦り付けるというやり方を薦めることがあります。
知覚過敏に対する歯磨き粉ってたくさんありますが、どれがいいか、わからないですよね。安価なものは成分が少ないですが、それで間に合えばコスパとして最適かなと思います。ですが安価なものでも知覚過敏が治らない場合はステップを上げて少しお高めの歯磨き粉を試すのもいいかもしれません。
ただし、大前提として本当に知覚過敏なのか、はたまた虫歯なのか、その判断が必要になりますので、歯が染みると感じたら歯医者にいくことをお勧めします。独自の判断で知覚過敏だろうと思っていて、実は虫歯だったということが一番辛いと思います。
2023年4月12日
ナカニシ歯科医院が全国紙「美人百花」2023年5月号に掲載されました。
【動画】 美人百花2023年5月号ナカニシ歯科医院
「美人百花」さんの中で「洗練×好印象を叶える厳選クリニック」というコラムの中で、ナカニシ歯科医院が掲載されました。三重県全体は当然ながら、津市の中でも数多くの医院、歯医者がありますが、その中で当院を選んでいただいたことは嬉しく思います。
【動画あり】おすすめマウスピース洗浄剤「リテーナーシャイン」使い方
2023年3月20日
マウスピース洗浄剤って色々ありますが、中でも「リテーナーシャイン」がおすすめです。今日はその理由と使い方などをご紹介します。
マウスピースは洗浄剤を使用することで、間違いなく長持ちさせることができます。というのは、マウスピースにも歯石がつくことや、目に見えない傷などに雑菌、カンジダ菌などが繁殖するからです。
毎日洗浄するに越したことはないですが、最低でも1週間に一度は洗浄しましょう。梅雨の時期は湿度が上がることで雑菌が湧きやすいので、状態に応じて数日に1度など、工夫しましょう。
これは顆粒タイプです。「水」または「お湯」にスプーン1杯入れ、マウスピースをつけるだけです。顆粒なのですぐ溶けるため即時に洗浄力を発揮します。溶けると水がブルーになります。約30分で洗浄完了です。ブルーが透明の色に戻ります。
顆粒を入れた直後の状態 ブルーに変化します
30分経過後 無色透明になりました。洗浄終了です。
洗浄殺菌の対象として、虫歯の原因菌「S.mutans」や、歯周病・口臭の原因菌「F.nucleatum」がよく調べられます。双方ともに、5-10分で死滅したというデータがあります。また一方で、入れ歯や高齢者の口の中でよくある「カンジダ菌」があります。カンジダ菌は、50℃のお湯の場合は20-30分で死滅、20℃では120分で死滅したという結果があります。なんでもそうですが、お湯のほうが洗浄殺菌力が強いことがわかります。
リテーナーシャインには漂白成分のほか、タンパク質分解酵素も含まれています。そのため、一層、菌や着色に対しての洗浄力が見込めます。
洗浄するときは、30分で上等ですが、より心配な方は長時間つけておくのが良いと考えます。
洗浄剤でも十分ですが、やはり物理的に汚れを落とすことも大切です。マウスピース用に歯ブラシを1つ準備しましょう。安いもので大丈夫です。普段使っている歯ブラシは、使用状態にもよりますが、歯ブラシの毛先自体にも雑菌がついているので、できれば分けたほうが良いでしょう。
なんでもそうですが、手入れをすることが物持ちの良さにつながります。毎日、お口の中に入れるものなので、綺麗な状態に越したことはありません。汚い状態で口に入れると、それこそ口腔衛生状態が悪化しますし、雑菌だらけのものを入れると健康面にも響きます。水洗いで済ますことがあるかもしれませんが、必ず洗浄剤を用いて洗浄することを心がけましょう。
【動画あり】ナビジョンDR 使い方やテクスチャーなど 〜化粧水・美容液・乳液・レチノール・クリーム〜
2023年2月17日
ナビジョンDR(ドクター)とは、資生堂の美容医療研究から誕生したスキンケア、医療機関専売のものです。美白有効成分の「4MSK・トラムネキサム酸」が含まれており、独自成分として「ステムランDG」という保湿成分が含まれています。これらの成分をはじめとし、化粧水、美容液、乳液、レチノール、クリームなど多数に展開しています。
【ナビジョンDR TAホワイトローションn】という薬用美白化粧水です。
先進の成分が角層深く浸透し、濃密なうるおいを持っています。2つの美白有効成分「トラネキサム酸」「4MSK」がメラニンの生成をおさえ、シミ・ソバカスを防ぎます。資生堂が独自開発した保湿成分「ステムランDG」配合しています。
テクスチャーは、みずみずしいタイプで、肌につけるとサラサラとし、スッと肌に入るようなイメージです。ドロッとしてなく、クセもなくサッパリとして使いやすい印象です。
【使用感の動画】 ナビジョンDR TAホワイトローションn 薬用美白化粧水
【有効成分】「トラムネキサム酸」「4MSK」「グリチルリチン酸ジカリウム」
【使い方】 洗顔のあと、コットンにディスペンサー3回押し分をとり、顔全体にていねいになじませます。施術後や肌が敏感なときは、コットンは使わず、手のひらで肌を軽くおさえるようにしてなじませます。※通常時コットンを用いるか、手のひらで行うかは賛否両論のため、必ずコットンが要るわけではありません。
【ナビジョンDR TAホワイトエッセンス】という美白美容液です。美白に特化したもので、美白有効成分「4MSK」「トラムネキサム酸」が配合されています。メラニンの生成を抑制し、シミそばかすを防ぐ薬用美白美容液です。この2つの有効成分が肌の奥の角質層まで到達し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。
【使用感】保湿感のあるものですが、肌に塗っていると馴染み、スーっと入っていくような感覚になります。動画を参照していただければと思います。
【使用感の動画】ナビジョンDR TAホワイトエッセンス 美白美容液
【有効成分】トラネキサム酸 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
グリチルリチン酸ジカリウム 酢酸DL-α-トコフェロール
【使い方】 化粧水のあと、2プッシュほど取り、顔に馴染ませます。
【ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンⅠ・Ⅱn】という薬用美白乳液です。『 ⑴ みずみずしくうるおうタイプ ⑵しっとりうるおうタイプ』の2種類あります。内容成分は同じなので、好みで選んでいただけます。
【有効成分】トラネキサム酸 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
グリチルリチン酸ジカリウム 酢酸DL-α-トコフェロール
そのままですが、乳液といえどもみずみずしさがあり、サーっと流れていきます。夏場などはさっぱりする感覚かもしれませんが、この点は個人的には好みの違いと思います。
【使用感の動画】ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンⅠ n 薬用美白乳液 使用感
こちらもそのままですが、しっとりしており、保湿感があります。冬場は乾燥しやすいのでこちらの方が使い心地がいいかもしれません。Ⅰ・Ⅱ どちらがいいかは、やはり個人差、好みの問題かもしれません。繰り返しますが、内容成分は Ⅰ・Ⅱ ともに同じです。
【使用感の動画】 ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンⅡn (しっとりうるおい)薬用美白乳液
最近、よくCMなどでも見かけるかもしれません「レチノール」クリームです。レチノールはお肌に弱い方は「A反応」という、お肌のトラブルが生じます。低い濃度から少しずつ慣れていくことをお勧めします。ちなみに「A反応」としての症状は、肌荒れ、赤くなる、痒み、乾燥などがあります。
【レチノール A反応が出ている状態の写真です】
※この写真はナビジョンDRのレチノクリームではなく、別商品の高濃度レチノールを使用して現れたものです(乾燥肌、脂性肌などで症状には個人差があります)
豊かな潤いが乾燥による小ジワを目立たなくさせます。しっとりとした透明感のある肌を実現する純粋レチノール・トラムネキサム酸配合です。ハリと弾力を目指します。エイジングケアです。
ファーストを使用し、使い切ったら次はアドバンスをご使用ください。ただし、A反応などお肌のトラブルがファーストでも多い場合はもう一度ファーストを使うなど、自分自身のお肌の調子に合わせることが大切です。
【使用感の動画】 TA レチノファースト
ナビジョンDRのクリーム【ナビジョンDR TAクリームAAn】です。テクスチャーとしてはベタッと感があリます。詳しくは下記の動画を参考にしてください。
【有効成分】トラネキサム酸 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩) 酢酸レチノール ステムランDG
成分表示としてはトラムネキサム酸、4MSK、酢酸レチノールの順番になっております。資生堂の最高峰クレドポーのクリーム「ラ・クレーム」は酢酸レチノール、トラムネキサム酸、4MSKの順番なので、クレドポーと違い美白に特化したクリームと言えるでしょう。
くすみ・シミが気になる方には最適です。もちろんレチノールも配合しているのでシワ改善も期待できます。
【使用感の動画】 ナビジョンDR TAクリームAAn
ナビジョンDRシリーズ シミそばかす改善として美白有効成分「トラムネキサム酸」「4MSK」を中心に展開しているこのシリーズですが、今あるシミそばかすが劇的に改善するわけではありません。もちろん多少なり改善はしますが、その改善程度が満足するかどうかは個人差です。やはり、立ち位置としてはあくまでも予防するという意味が強いと考えます。
「効果あるの?」って思われますが、例えば、10年使用し続けたときに、周りの同年代と比較した時に自分はシミそばかすが少ないはずです。このように、すぐ効果が出るというよりも、使い続けることで老化予防となり、周りの人よりも自分が若く見えるという感覚になるかと思われます。よく「●●歳に見えない」という人は、老化予防をしているということです。あるいは、本当に効果があるか実感する簡単な方法は、使い続けて、ある日を境にやめた場合、しばらくしてシミそばかすが出てきたら「あ、効果があって抑制されていたんだ」と思うかもしれません。
「ナビジョンDR」は医療機関専売となります。ご興味ある方は一度お問合せいただければと思います。
三重県津市の歯医者「ナカニシ歯科医院」
虫歯・歯周病予防の歯ブラシ「クラプロックス CURAPROX」
2023年2月7日
虫歯や歯周病を予防する歯ブラシ「クラプロックス CURAPROX」ご存知でしょうか。予防歯科で有名なスイス発の歯ブラシです。日本で発売されている歯ブラシとはまるで違います。
虫歯や歯周病予防として「汚れを落とす」ことが何より大切です。汚れに関しては、歯の表面や、汚れが溜まりやすい部分として歯と歯茎の境目などがあります。これらを徹底的に落とすことが虫歯や歯周病予防の基本中の基本になります。
確かに、よく歯医者で「予防しよう」「定期的な検診・クリーニングを受けましょう」と言いますが、実際、クリーニングしてもらっても、その日の夕食などでまた汚れがつきます。それを確実に落とさないと、歯医者さんできれいにしてもらっても結局のところ意味がなくなってしまいます。もちろん、月1でクリーニングすることで、歯ブラシで汚れが取れずにこびりついた汚れを歯医者で除去することは大切ですが、できる限り毎日の汚れは自分自身で毎日落とすことが間違いないです。
そのため、確実に汚れを落とすためには歯ブラシや歯磨き粉、歯間ブラシなどの清掃道具・薬品が大切です。そこで今回は歯ブラシに着目して虫歯・歯周病予防として有名な「クラプックスCURAPROX」をご紹介します。
虫歯・歯周病予防のための歯ブラシ「クラプロックスCURAPROX」は、歯ブラシの毛の本数、毛の質が根本的に違います。では、日本で販売されている歯ブラシと、一般的なところでどのように違うのかのご紹介です。
クラプロックス歯ブラシの毛は、弾力のある「ポリエステル Curen繊維」と呼ばれる独自のものが使われています。日本の歯ブラシはナイロン毛が使われています。この2つの違いは耐久性や速乾性、つまりは歯ブラシ自体の細菌繁殖の軽減効果などがあります。これは次項の歯ブラシの交換頻度に関与しています。
前項のように、通常の歯ブラシはナイロンを使用しているので、使う頻度にもよりますが、歯ブラシの毛先が広がっていくことや、ナイロン自体の耐久性で歯ブラシの毛先自体が弱くなり、磨いていても十分汚れが取れないようになっていきます。イメージは台所のスポンジです。新品は汚れが取れやすいですが、使っていくとスポンジもボロボロになり、汚れが取れにくく、かつスポンジ自体に雑菌が繁殖していきます。歯ブラシも同様です。そのため、通常日本で販売されている歯ブラシは1ヶ月を目安に交換とされています。
一方で虫歯・歯周病予防の歯ブラシ「クラプロックス CURAPROX」は、前項のように弾力のあるポリエステルの極毛を採用しています。そのため、耐久性が高く、歯ブラシの交換頻度は約3ヶ月に1度とされています。それだけ耐久性が高いことが感じ取れるのではと思います。
虫歯・歯周病予防の歯ブラシ「クラプロックス CURAPROX」は毛先も丸みを帯びたラウンド状のもので、超極細毛です。日本の歯ブラシは毛先が0.1〜0.2㎜くらいが最小ですが、この歯ブラシはさらに細く0.08㎜程となっています。この少しの差をどう感じるでしょうか。大差がないようにも感じますが、歯や歯茎の境目は1㎜もない世界です。そのため、歯や歯茎の境目などの汚れにとっては大きな差となります。
通常の日本の歯ブラシは、メーカーや種類にもよりますが「700〜1,200本」と言われています。ですがクラプロックスは「5,460〜12,460本」あります。本数の違いは種類によりますが、最低でも5,460本からなので、毛の本数の差は歴然です。
前項のように日本の歯ブラシとは特徴が大きく異なり、その異なる特徴によって歯の汚れが取れやすくなります。
図のように、通常の歯ブラシは基盤目状の植毛のため、マクロな世界では隙間ができます。この違いが汚れを確実に取り除く1つの工夫となります。ですが、クラプロックスは毛の本数が多いがゆえに高密度で蜂の巣状なので、隙見なく磨けます。
さらに、クラプロックスは弾力のあるポリエステル繊維のため、非常に肌触りが良く、歯茎にあたっても痛みがありません。そのため、歯ブラシの毛先を歯と歯茎に当てることで汚れの除去が効率化されます。通常の歯ブラシでは歯茎を傷つける可能性があり、結果として歯と歯茎の境目の清掃が不十分になります。
通常の日本の歯ブラシが悪いわけではありません。ですが、それ以上に有能なのがクラプロックスです。歯の状態や虫歯・歯周病のリスクは人により大きく異なり、通常の歯ブラシで十分間に合う方も多くいらっしゃいますが、間に合わない方も多くいらっしゃいます。虫歯や歯周病はなってからでは遅いので、発症を抑えるためにも少しでも汚れを取ることが大切です。
定期的な歯医者さんの検診、クリーニングも大切ですが、毎日のお口のケアも非常に大切なので、今一度、歯ブラシの選択も検討してみてはいかがでしょうか?
三重県津市の歯医者「ナカニシ歯科医院」