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被せ物・詰め物・差し歯が取れたら?放置していいのか?

2020年12月31日

津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。

 

 

「被せ物・詰め物・差し歯が取れた」これらがきっかけで歯医者に行くことが多いと思います。たまに「痛みがないから放置していたが、痛み始めた、大きく歯がかけた」など症状が出てから歯医者にいく方もいると思います。歯科的な観点から述べると、できる限り早めに歯科医院に連絡して処置を受けることが望ましいです。

 

 

 

【目次】

[1] なぜ詰め物、被せ物、差し歯が取れる、外れるのか
[2] 取れたまま放置するとどうなるか
[3] もし取れたらどうするか
[4] 歯医者にいくまで日数がある場合
[5] まとめ

 

 

 

[1] なぜ詰め物、被せ物、差し歯が取れるのか

詰め物、被せ物、差し歯が外れるには理由があります。以下のものが原因として挙げられます。

・虫歯

・歯が割れる、かける

・接着剤の寿命、劣化

・歯ぎしり

・歯の寿命 

 

 

これらの理由で取れてしまします。もしとれたら痛みがないにしても早めに歯科医院を受診しましょう。歯が割れていたら、もちろん噛むと痛いですし、仮に何もなくても虫歯になりやすいです。少なくとも、外れる時は何かしら問題があるから外れるわけなので、放置は望ましくありません。

 

 

 

①虫歯

虫歯になると、歯そのものが脆くなります。その結果、詰め物、被せ物、差し歯の周囲の歯が脆いことで詰め物が抜け落ちるように外れてしまいます。また接着剤がついているところも虫歯で効きが悪くなりますので、取れることに繋がります。

 

 

 

 

②歯が割れる、かける

詰め物や被せ物・差し歯の歯が割れる、かけると、その分だけ安定が悪くなります。その結果、食事などの物理的な刺激で外れることになります。

 

 

 

 

③接着剤の劣化、寿命

これは避けては通れません。一般的に寿命は5−20年と言われています。これだけ範囲が大きいのは、人により、歯により状態が異なるからです。歯の状態が良ければ大きく持ちますが、悪くければすぐ取れます。

一般的に詰め物は歯が多く残っているので持ちがいいですが、被せ物、差し歯は大抵の場合は神経がない状態、つまり歯の状態がよくないことが多いので、取れる率が大きいです。

 

 

 

 

④歯ぎしり

夜間に歯ぎしりをしていると詰め物、被せ物、差し歯が外れやすいです。それは、歯ぎしりによりそれらが揺さぶられるからです。本物の歯はすり減るだけですが、詰め物、被せ物、差し歯の場合、金属であればすり減ることなく直接的に揺さぶりを受け止めることになります。その結果、外れてしまうことがあります。

 

 

 

 

⑤歯の寿命

歯の寿命もあります。ボロボロで歯がほとんど残っていない状態で、なんとか被せ物、差し歯をしてかめるようにしているなどがあれば、いつか歯が崩壊します。外れたのも仕方がないという状態です。

 

 

 

 

 

[2] 詰め物、被せ物、差し歯が外れたまま放置するとどうなるか

前述しましたが、外れたまま放置するといいことは1つもありません。その理由についてお話しします。

①汚れがたまりやすくなる

詰め物が外れるとそこは窪みになります。もちろんそこは食べ物のカスなどが溜まることになります。それが原因でさらにむし歯になることもあれば、歯周病が悪化することもあります。

 

 

 

 

②虫歯になりやすくなる

先述しましたが、外れた面から虫歯になることがあります。外れた状態や場所にもよりますが、歯ブラシでは磨きにくいことがあります。自分では十分磨けているつもりでも、外れて凹んでいるところに汚れが残っていることがあります。また、外れている部分は剥き出し状態になりますので、冷たいものや温かいものがしみる、刺激を受けやすくなります。これらの刺激が繰り返されると神経が炎症を起こし、ズキズキするという痛みになってきます。

 

 

 

 

③歯がかける、割れやすい

詰め物が取れるということは、残っている歯の部分が尖っている、凸になっていることになります。そのまま放置して食事などをすると、その残っている歯が欠けてしまうことがあります。かけ方が悪いとしみるなど痛みになります。

 

 

 

 

④かみ合わせがずれていく(噛み合う歯が延びてくる、前後の歯が倒れてくる)

大きな詰め物、被せ物が外れると、向かい合う歯と噛み合わなくなります。その結果、その歯が延びてくることがあります。歯が延びてくると、食事などには支障がないかもしれませんが、伸びてしまうと、少なからず外れた詰め物、被せ物は入ったとしてもかみ合わせの調整が必要になりますし、そもそも入らないことが多いです。さらに、前後の歯も倒れ込んでくるため、もう一度被せ物を作ろうとしても倒れ込んでいる歯を削らないと作れないことが多いです。

 

 

 

 

 

[3] 詰め物、被せ物、差し歯が外れたらどうするか

もちろん歯科医院を受診しましょうとなりますが、お忙しい日常生活でなかなか行けないことがあります。以下のことに気をつけてください。

 

 

 

①詰め物をもとに戻さない

詰め物をもとに戻すと、正しく入ればいいですが、差し歯などで正しく戻っていなければ、噛んだ拍子に歯がかける、割れてしまうことがあります。かける、割れるなどすれば、最悪の場合は抜歯となります。治る歯も治らなくなります。あるいは、正しく入ったとしても、食事の時に外れてしまい、誤って飲み込むことも珍しくありません。十分気をつける必要があります。

 

 

 

 

②市販の接着剤で付けない

市販の接着剤でつけるのもやめましょう。きれいにはまり込めば取れないこともあります。変な方向についてしまうことがあります。また、外れたとしても市販の接着剤がこびり付くことで詰め物を正しく付け直すことができなくなるかもしれません。

 

 

 

 

③外れたものは変形しないように保管する

仮に外れたとしても、再度つけることがあります。その時は金属であると変形しないように気をつけてください。誤って重いものが乗っかるなどして変形してしまったという方も少なくありません。

 

 

 

 

 

 

[4] 歯医者に行くまで日数がある場合

早く行きたいけれども、仕事でなかなかいけない、かかりつけ歯科医院との予約の都合で日数があるなど、いけない諸事情が少なからず出てくると思います。そうなった時は、先述したようなリスクを回避するようにしないといけません。できることとして3つあります。

 

 

①しっかり磨く

②外れた歯の方では噛まない

③冷たいもの、温かいものなど、刺激が強いものは食べ飲みしない

 

 

 

要は、①外れた歯を清潔にし、②残っている歯の部分が欠けないようにする、③刺激を与えず安静にしておく ことが大切です。

 

 

 

 

 

 

[5] まとめ

外れるには理由があり、それは決して良いことではありません。必ず問題が生じているからであり、放置することはリスクとなります。しみるなど痛みがあれば「早めに行かないと」と思われるかもしれませんが、痛みがないと放置する方もいらっしゃると思います。歯は後回しにすればするほど、ツケが回ってきます。すぐ歯医者に行けば、すぐ終わる治療も、後回しにして状態が悪化すると、その分、治療回数がかかることが多いです。

 

日常生活、お忙しいところもありますが、詰め物、被せ物が外れた場合は、できる限り早めの歯科医院の受診をお勧めします。

 

 

 

 

津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」

津市久居中町276-7 中西ビル2階

TEL:059-256-4515

 
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