歯周病、歯周ポケットに汚れがたまる、外科
2020年11月1日
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」です。
〜歯周病治療ってなんだろう?〜
歯周病治療ってなんだろう、と思ったことありませんか?
簡単に言うと「歯石とり」になるかもしれません。
ですが、歯石がたまる原因の1つに「歯石がたまりやすい人」「たまりやすい歯の形」「口の中の環境」なども影響しています。
例えば、日常生活においても「ざらつく面」には汚れがつきやすく、「ツルツルの面」は汚れがつきにくいです。
歯石も同様です。
たまりやすいところには、たまりやすいです。
そのため、歯周病治療は「歯石=汚れ」をとるとともに
「たまりやすい」から「たまりにくい」環境に
治していくことも大切になります。
例として、下の写真です。
歯と歯茎の境目に隙間があります。
どれだけ磨いていても、隙間があれば汚れは溜まってしまいます。
この隙間の汚れを取ることも大切ですが、
「隙間自体」を治すことで「汚れがたまらない」環境作りも大切です。
これも歯周病治療の1つになります。
〜歯周病治療とは?〜
歯周病治療は「歯石を取ること」「歯石がつかないような環境作り」です。
先ほどの状態は上から見たものですが、横から見ると
このように、歯周ポケットを測る器具がズボッと入ります。
目に見えないところの汚れは歯科医院で専用の器具を用いて取り除くのですが、あまりに隙間が空いていると、「歯石取る」→「たまる」の繰り返しになり、最終的には少しずつ悪くなります。
そのため、歯周病治療で歯茎を引き締め、隙間をなくすことが大切になります。
隙間がなくなりました。これは「歯周外科」と言う、外科的な処置が必要になります。
イメージとして
「歯石を取る」=「汚れがなくなる」
「歯石があったところの隙間が残る」=「歯周外科で隙間を取る、埋める」
となります。
〜最後に〜
歯周病治療は1回で終わることなく、月日がかかります。
中途半端に、ある程度の治療で済ませると、結果として最初の悪い状態に戻ることもあります。
人により歯周病の状態が違うため、どこまで治療が必要かはわかりません。
自分の状態がどうなのか、歯科医院でしっかり検査を行い、治療として何が必要なのかをよくご相談することが大切です。
津市久居の歯医者 歯科医院の「ナカニシ歯科医院」
津市久居中町276-7 中西ビル2階
TEL:059-256-4515