歯茎の中の歯石 レントゲン撮影の意味
2020年10月20日
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」です。
みなさん、歯石とりの時にレントゲン検査を受けていますか??
受けていない人は、本当に歯石がついていないか、あるいは十分な治療を受けられていないかもしれません。
〜歯石とりにレントゲン撮影が必要?〜
結論から述べると、状態に応じて必要です。
もちろん歯石がない人には不必要ですが、歯石がある以上はどの程度まで歯石がついているかを確認していきます。
歯医者の世界は目に見えない領域を触るため、少しでも可視化するためにレントゲン検査が重要です。
歯の内側のこと、歯茎の中のことは見た目だけでは十分わかりません。
〜歯石は歯茎の中(内側)にも存在します〜
歯石は歯茎の中にも存在します。
歯周病検査とは、歯石の大まかな位置や歯周炎の状態を把握していくことです。
その歯石が深いところについているかどうか、歯周炎で骨が溶けている状態などをレントゲンで確認を行います。
よく「歯石とりでレントゲンまで撮るのですか?」と質問がありますが、歯石は歯と歯茎の間、歯茎の中にも存在します。
目に見える範囲だけならばレントゲン撮影は不必要ですが、目に見えない歯と歯茎の間(歯茎の内側)にあるとなれば、レントゲンで可視化して判断していきます。
見た目は何もなくても、レントゲンで「何かしらのもの」が写ることがあります。
私たち治療する側もどこに歯石があるかなどもわかりますし、場合によっては被せ物の下の虫歯も写ります。そして治療を受ける患者さんも具体的にどうなっているのかが分かり易いです。
見た目では判断できないところはレントゲンで可視化していきます。
これが重要です。
〜最後に〜
歯石とりに特化するわけではありませんが、レントゲンは虫歯の大きさや治療の可否など、目に見えないところの判断に重要です。必ずしもレントゲン撮影が必要でないこともありますが、治療するところがあれば、レントゲン撮影はほとんどの場合に必要になることが多いと思います。
それは丁寧に治療を進めていくにあたって客観的な判断になりますし、患者さん側も目に見えないことが、状態が、わかりやすくなると思います。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
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