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すきっ歯の治療〜埋めるだけのダイレクトボンディング治療〜

2025年2月22日

すきっ歯の治療で、埋めるだけで自然に見えるダイレクトボンディング治療があります。すきっ歯は矯正で閉じるか、隙間に詰め物をすることで、自然な歯に見せるダイレクトボンディングかの2択があります。双方ともに利点欠点、費用や期間があるので、その人に合わせた治療の選択が大切です。今回はそのうちのダイレクトボンディングで治療したものをご紹介します。

 

すきっ歯の治療で、埋めるだけで改善するダイレクトボンディング

 

 

①すきっ歯の治療の選択肢

すきっ歯の治療は【①矯正治療で閉じる ②隙間を詰め物で埋める】の2択があります。それぞれの利点・欠点は以下になります。

 

 

⑴矯正治療

(利点)自分の歯で改善できる

(欠点)治療期間が長くなる/費用が比較的高い

(その他)部分矯正で対応できることもあるが、噛み合わせから全体矯正でないとできないことがある

部分矯正の場合:状態によるが、半年1年

全体矯正の場合:状態によるが、2−4年

 

⑵埋めるだけ ダイレクトボンディング

(利点)1回で終わる/矯正に比べると安価

(欠点)詰め物なので、半年1年でクリーニングがのぞましい。〈経年劣化を防ぐため〉

 

 

人によって、全体の歯並びが気になれば矯正治療になり、前歯だけ気になるということであれば、部分矯正、あるいは埋めるだけのダイレクトボンディングとなります。費用も全体矯正となれば100万ほどかかり、期間も年単位となります。部分矯正なら比較的短いですが、半年ほどはかかります。費用も数十万単位です。埋めるだけなら1回で終わることや、費用も比較的安価ですが、所詮は詰め物なので、定期的な手入れが必要となります。

ただ、手入れといってもクリーニングを受けるだけなので、そこまで大変ではありません。健康診断のように、1年に1度は歯医者に行くことがあると思いますので、特別手間が増えるイメージはありません。(歯医者に定期検診に行かないという方にはデメリットにはなります)

 

 

 

②すきっ歯の治療 埋めるだけのダイレクトボンディング治療

すきっ歯を詰め物で埋めるだけのダイレクトボンディングについての1例です。写真のように下顎の前歯に隙間があります。この隙間に詰め物をしていきます。

それぞれの歯の片側ずつに詰め物をすることで、隙間を埋める形になります。

すきっ歯が気になるということで、隙間を詰め物で埋めるだけのダイレクトボンディング治療となりました。   隙間に対して、それぞれの歯に詰め物を埋めることで、隙間を埋めていきます。

 

 

 

実際の治療の雰囲気です。歯の周りにゴムシート(ラバーダム)をかけます。理由はいくつかあるのですが、簡単にいうと【①薬液が粘膜にかからないようにする ②詰め物の物持ちの向上】が上がります。

歯の治療での詰め物や薬液は光に反応することで効果を発揮するものが多いので、写真のように光を当てることが多いです。このように治療を進めていきます。

治療にあたり、ゴムシート(ラバーダム)を歯にかけます。    治療時は光を当てることで詰め物を強固にしていきます。

 

 

治療後の状態です。歯の隙間が詰め物で埋まっています。見た目は自然な状態で、詰め物が入っているようには見えません。

 

治療後の状態です。歯の隙間が詰め物で埋まっています。自然な状態で、詰め物があるようには見えません。    すきっ歯の治療の治療前・治療後です。隙間が埋まっていることがわかりますが、見た目も自然なのが利点です。

 

 

 

③すきっ歯の治療 まとめ

すきっ歯の治療で、前歯を埋めるだけの一例をご紹介しました。実際は治療の選択肢として矯正も入ってくるため、人によっては矯正を希望される方もいらっしゃいます。費用や期間、総合的に検討していただいて治療を進めることになります。例外としてすきっ歯でも歯周病が原因になっていると、歯周病の治療が必須です。

 

すきっ歯が気になる方は、治療をするかどうかは別問題として、状態や選択肢の相談でも大丈夫ですので、一度歯医者さんにご相談に行くのも良いかと思います。

 
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