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小児・子供の前歯の部分矯正治療について

2024年6月27日

小児・子供の前歯の部分矯正についてです。全体的な矯正治療が必要な場合もあれば、気になるところだけの矯正治療で大丈夫なこともあります。今回は見た目が気になる前歯についてのお話です。

 

小児の前歯の部分矯正について

 

 

 

 

①子供の小児矯正について

子供の小児矯正には大きく3パターンがあります。

 

①既成のマウスピースで歯並びを改善していく

②装置を作成し、全体的に矯正治療をしていく(2期治療(ワイヤー)へと進むことがある)

③気になる箇所だけを部分的に治療していく

 

矯正のパターンは人それぞれです。似たような前歯のガタガタでも、部分的にそこだけで解決することもありますが、実際には全体的に矯正治療をしないと改善しないことが多いです。

 

具体的には、前歯だけを矯正治療で綺麗にしようとしても「噛み合わせ」の問題によって上下を治療しないといけないことが多く、これが理由で結果的に全体を行うことになります。もちろん噛み合わせはいいから見た目だけ治したいというお声もありますが、それができるかどうかはその子供の噛み合わせが影響してくるかどうかが1つのポイントになります。

 

周りのお子様も、部分的にしている子もいれば全体的にしている子もいるかと思います。見た目は似たような歯並びでも、上下全体を考えると手法が大きく異なることがよくあります。

 

 

 

②子供の小児矯正の実際

小児の子供です。前歯が少し前後しており、ガタガタになっています。

今回ご紹介するのは、前歯に限定されたものです。奥歯の噛み合わせや並びは悪くなく、前歯だけやや前後しているという状態でした。

様々なケースがありますが、総合的に見て前歯の部分的な矯正で間に合うと判断し、矯正治療を開始することになりました。

 

 

 

③子供の小児矯正・部分矯正⑴

前歯にワイヤーをつけ、小児矯正・部分矯正を開始します。

前歯にワイヤーをつけ、部分矯正として小児矯正を開始します。

 

 

 

④子供の小児矯正・部分矯正⑵

矯正治療開始、数ヶ月の経過で、前歯の並びが良くなりました。

月1度の頻度でワイヤーを交換していき、約3ヶ月で前歯の並びがよくなりました。後は他の歯の状態、生え変わりを見守り、ワイヤーを外します。

 

 

 

⑤子供の小児矯正・部分矯正⑷

ワイヤーを外し、リテーナーと呼ばれる保定装置を、就寝時に装着します。 ワイヤーを外し、リテーナーと呼ばれる保定装置を、就寝時に装着します。歯の動きを止めるものになります。

矯正治療が終わると、歯が元の位置に戻ろうと少し動くことがあります。せっかく治療した歯並びが台無しになるため、それを止める装置を作成します。これは保定装置、リテーナーと呼ばれるものです。

小児矯正の場合つけなくても安定することが多いのですが、保険の意味を込めて作成、装着します。基本的には夜間、就寝時に装着していただくものです。

 

 

⑥子供の小児矯正まとめ

小児矯正の期間は、今回は前歯に限局した部分矯正のため数ヶ月で改善しました。

今回は前歯に限局した部分矯正のため、ワイヤー装着期間は3〜4ヶ月となり、経過観察、完全に終わるまでは半年となりました。

 

【矯正治療・期間】約半年

【矯正治療・費用】合計 ¥192,500-(税込)※調整料金は含まず

・検査 ¥11,000-

・部分矯正  ¥165,000-

・保定装置  ¥16,500-

・調整料金 ¥3,850-(月1回)

【備考】

・ワイヤーによる口内炎のリスクがあります。

・治療期間は各個人により異なります。1年以上かかる場合もあります。

 

 

 

このような部分矯正で解決するケースは決して多くはありません。歯並びを改善する場合、結局は上下全体的に行うことが望ましいことが多いです。歯並び、上下の噛み合わせ、お顔全体のバランスなどを総合的に評価した結果、部分矯正か、全体矯正かを判断します。

 

お子様の歯並びはどうなのか、矯正の場合どうなるかは、気になる場合は一度、歯科医院へ相談してみることをおすすめします。

 

 

 

 

 
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