歯周病・歯茎の検査の数字数値の意味や痛みについて
2021年6月22日
津市久居の歯医者 歯科の「ナカニシ歯科医院」です。
歯茎・歯周病の検査をご存知ですか?ほとんどの歯科医院で行われている検査です。今回はこの歯周病検査とその結果についてを簡単にお伝えします。
歯周病検査とは、歯と歯茎の境目の溝(=歯周ポケット)を測定しています。この溝、歯周ポケットが深ければ深いほど、本来あった骨が溶けていると言うことになり、歯周病が進んでいると言う表現をします。
結論から述べると歯茎の炎症が強いとチクチクと痛いことがあります。歯周ポケットが深い=汚れがたまりやすい=炎症が生じやすい状態です。
汚れがたまると歯茎に炎症が生じ、潰瘍ができます。例えるならば擦り傷のような状態です。そこに歯周ポケットの測定の器具が入ると擦れて痛い、チクチクすると言うことです。
「チクチクしますね」「2…2…3…」と数字を読み上げられるものです。数値の結果を簡単に言うと「数字が高い」=「歯周病」、「4以上」=「歯周炎」となります。
歯周病を測定する器具を「歯と歯茎の間」に優しく挿入し、どれだけ挿入できるかで歯周病の程度を測定していきます。
「2以内:正常」
「4−6以上:歯周炎」
「6以上:重度歯周炎」
なので、4以上を読み上げられたら「あぁ、歯周病なんだな」と思っても良いです。ただし、全てが当てはまるわけではありませんので、4以上が歯周炎と決めつけでもいけません。
ここでは「歯周病=歯周ポケットが深い」と言うことにします。歯周ポケットの中には歯周病菌、感染物質、歯石などがあります。それを取り除いていくのが歯周病治療になります。
見た目は何もない歯茎でも、実際はかなり歯周病が進んでいる場合もあります。正直なところ、測定する側も時として驚くことがあります。
大抵の場合、自覚症状がありません。一方で、自覚症状がある段階で歯周炎は結構進んでいるケースが多いです。その自覚症状の一例としては「違和感」「グラグラする」「臭う」「疲れた時に歯が浮いたような感じがする」などあります。症状を実感するときにはすでに遅いことになりますので、歯科医院で定期検診、早期発見・早期治療が大切です。
歯周炎は生活習慣病であり国民病です。ぜひ一度は状態確認のために歯科医院の受診をお勧めします。何もなければ「安心感」を、何かあれば「手遅れになる前に来てよかった」と感じるかと思います。
津市久居の歯医者 歯科医院「ナカニシ歯科医院」
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