皆様、こんにちは。
津市久居の歯医者「ナカニシ歯科医院」です。

歯周ポケットは、炎症により深くなった歯と歯ぐきの間の溝のことです。
この溝自体は、健康な歯の方にも歯周病の方にもあります。

問題は溝の深さです。

本記事では、歯周ポケットの概要と深さ、歯周病との関係などを解説します。
歯周ポケットについて知れば、歯周病を予防しやすくなるでしょう。

歯周ポケットとは歯と歯ぐきの間の溝

歯周ポケットは、炎症により深くなった歯と歯ぐき（歯肉）の間の溝のことです。
歯と歯ぐきの間の溝は歯肉溝と呼ばれ、健康な歯にも1mm～2mmの深さの歯肉溝が存在します。

しかし、歯肉溝に歯垢（プラーク）がたまり、歯垢の細菌によって炎症が起きると歯ぐきが腫れて、溝は深くなっていきます。
この深くなった溝が歯周ポケットです。

歯垢は細菌の塊で、細菌は通常、唾液によって流れていきます。

しかし、唾液が流れにくい場所や、歯磨きで落としきれない場所に細菌がたまり、歯垢を形成します。
歯垢が石灰化したものが歯石です。
なかでも、歯肉溝は歯磨きでは十分に歯垢を除去しにくい部分です。

歯周ポケットの深さと歯周病の関係

歯周ポケットの深さと歯周病の関係は、下記の通りです。

●歯周ポケットの深さ4mm～5mm：初期の歯周病
●歯周ポケットの深さ6mm以上：重度の歯周病

重度の歯周病は、歯を支える歯槽骨が溶けている状態で、歯がぐらつく・抜けそうなどの症状が表われます。
4mm以上の深さにならないようにするためには、歯科医院での徹底的な歯周ポケットのクリーニングが必要です。

歯周ポケットの歯垢（プラーク）・歯石の除去方法

歯科医院では、歯周ポケットの歯垢や歯石除去としてスケーリングを行います。
スケーリングとは、専用の器具を用いて歯磨きでは除去しきれない歯垢や歯石、汚れを取り除くことです。
クリーニングよりも徹底した歯垢・歯石の除去を行います。
そのほか、むし歯や歯周病としてクリーニングやブラッシング指導を行う歯科医院もあります。

クリーニングはPTMC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）とも呼ばれ、プロが専用の薬剤や機器を使用して、歯やお口の汚れをきれいにします。
歯の表面を磨き上げ、むし歯や歯周病を防ぎます。

また、患者さまの歯並びに合わせたブラッシング指導を行うことで、できる限り磨き残しが無い状態にします。

歯周病予防のクリーニングならナカニシ歯科医院へ

歯周ポケットが深くなる前に歯科医院にて検診やクリーニングを受けるのがおすすめです。
当院では、歯周病治療のほか、予防としてクリーニングやブラッシング指導を行っています。
下記ページでは、当院の歯周病治療の流れや歯周病予防について解説しています。
ぜひご覧ください。

「ナカニシ歯科医院」の歯周病治療 >